5月29日(日)、30日(月)

・29日(日)。娘が赤ちゃん時代からの気ごころの知れたママ友たちとピクニック。初めての公園で楽しかった。が、めちゃくちゃ暑かった。子供たちは途中から靴を脱ぎ、水遊び&泥遊び。着替えを持ってきてたし、もうどうにでもなれという感じ。みんなおおらかに育っていてよきかな。お弁当せっかく作ってきたのに娘はほとんど食べず、お菓子少し食べてひたすら遊んでいた。帰宅したら、結婚記念日(正確には次の日)のお祝いで夫がケーキを買ってきてくれていた。綺麗なクリスタルのネックレスももらった。私は何も用意していなかった…しかも夜ご飯はつけ麺。色々手抜きですみません。


・30日(月)。普通にバスで幼稚園に行ったのだけど、午前中のうちに土曜朝に赤バス2号車に乗った子達の中にコロナ陽性者がいたので直ちに迎えに来てくれという電話があったらしい。娘、土曜は全力ワガママでたまたま自転車で送って行ったため神回避。普通にバスで帰ってきたが、乗ってる子が5人くらいしかいなかった。早めに夕飯にカレーを作り、娘を夫に預け、私は新橋ベルバードでの滝沢和典プロのオフ会へ…。緊張で吐きそうになり、道中何度も引き返しそうになったが、どうにか辿り着いた。イベントは満員御礼。初めてナマで見た滝沢プロは顔が小さい、背が高い、スタイル良い、dragon ashのTシャツがお似合い、顔が良い、そして何よりも表情、言動の一つ一つに実直な人柄が滲み出ていた。これは好きにならない方がどうかしてる。ツーショットとサインもあることを知り、再び緊張で吐きそうになる。ツーショット撮影の際、私のバンドT(下心100%で着て行った、万が一でも分かってもらえるかもしれないという可能性に賭けた)に滝沢プロが「あっ、STONE SOURっすね」と言及して下さり、私は感激のあまり膝から崩れ落ちそうになった。メロイックサインにも応じて下さった(みんなKONAMIポーズで撮ってたのに図々しく要求した私、本当に図々しすぎる)。後でツーショを確認したら、滝沢プロの顔、私の顔の半分くらいの大きさだった…。その後、めっちゃ真剣に麻雀打ちました。リアルで、知らない人と麻雀打つの久々すぎて、最初の方は頭が全然働かず、国士無双をテンパってなぜかリーチを掛けてしまうなどした。昔作った麻雀ノートにサインをしてもらった。天上さん、と書いてもらった。天上さん。私は、天上なんだ、と思った。あまり人にこの名前を名乗ったことがなかったから。dragon ashやコリィ・テイラーのお話をして、滝沢プロはものすごく丁寧に話して下さって、にも関わらず私は脳がオーバーヒートしているため「あっ、それ前にインタビューでも仰ってましたね」と最悪のレスポンスを返すなどしていた。どんだけ失礼なのか。本当に申し訳ない。その後もたくさん麻雀を打ち、最初は滝沢プロが同じ空間にいることに緊張していたのだけど、打っているうちにだんだん真剣になってきて、同卓したお姉さん達がものすごく上手で、私は色々教えてもらった。点数申告の際の計算プロセスとか。どうやったら慣れるかとか。道場通いをしている方もいて、その人は本当に親切だった。いつの間にか滝沢プロが同じ空間にいることを忘れ、私は麻雀そのものを楽しんでいた。打っている間もあっちこっちで笑い声や、お喋りが聞こえてきて、みんな楽しそうで、ああこの人たち本当に麻雀が好きなんだなあとしみじみと思った。麻雀は誰のものでもない、みんなのものなんだなあ、来賀先生の仰る通りだと思った。私は、そんな麻雀をテーマに小説を書く資格はあるだろうか?麻雀をナメてはいないだろうか?ずっとそういう問いが帰り道ぐるぐるしていた。それでも、私は書くべきだと思った。だってもう物語が心に生まれているから。生まれたものを形にするのが小説書きの使命だ。私は小説書きだ。天上です、と名乗った自分の勇気と覚悟を信じたい。帰宅したら、夫も娘も寝ていた。私は喜びと興奮でなかなか眠れなかった。このイベントに一度行くのをやめようとした時、「行って来たら? 絶対に小説にイイ方向に働くと思うよ」と背中を押してくれた夫に感謝している。私は私のやるべきことをやる。

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