第104話 2024年夏アニメ

とうっ。

くろねこ教授です。


2024年夏アニメの事など少し…………


『ATRI -My Dear Moments-』

なんとなく一昔前のパソコンゲームっぽいテイストを感じたのだが。

やはりノベルゲーであるのだな。

ANIPLEX.EXE、アニプレックスエグゼ……なんじゃそれは。

いかん、すっかりゲーム関係の話題にうとくなっている。

ANIPLEXが仕掛けたノベルゲーブランドであるのだな。

そしてそこの自社製品ゲームを、ANIPLEXでアニメ化すると……

なるほど!

京都アニメーションがKAエスマ文庫を立ち上げたようなモノであるな。


『異世界スーサイド・スクワッド』

おもろい。

アメコミを日本のアニメ制作会社が共同制作するのはいくつも在ったのだが。

今回はアメコミ客はほとんど無視して、日本向けに作られているのが良い感じ。

制作はWIT STUDIO。

ご存じ『進撃の巨人』の制作スタジオである。

脚本に『Re:ゼロ』の原作者、長月達平さんが入っている。


『推しの子 第2期』

第1期はこの大量生産されるアニメの中で頭一つ抜け出した作品。

2期も人気を持続できるのか。

制作は動画工房。

動画工房は好き。

もしかしたら現在一番好きなアニメスタジオかもしれないので、頑張って欲しい。


『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』

漫画家藤原ここあさんの遺作。

監督、脚本に女性を配し、かなり丁寧に作られている。

今回確実に全話視聴するつもりの数少ない作品。


『グレンダイザーU』

ふむ、グレンダイザーに関しては昔の昭和版も含めて、また次回語ろうかしら。

制作はガイナ。

ガイナックスの残党のような。

そうでないような、会社である。


『キン肉マン 完璧超人始祖編』

なんと制作がIGに。

『キン肉マンII世』までは東映だったのだが、譲ったのか。

主役声優が宮野真守さんに。

面堂終太郎に続いて、神谷明さんの後継者のようになりつつあるなー。


『現代誤訳』

声優の津田健次郎さんと浪川大輔さんの企画。

こーゆーのもあって良いよね。


『しかのこのこのここしたんたん』

不条理ギャグとしては……少しインパクト弱いかもしれない。

不条理ギャグと日常もえ4コマテイストの良いとこ取りを狙っている気もする。


『下の階には澪がいる』

これは……中国アニメ? 韓国アニメ?

韓国原作の中国資本で作られて、メインスタッフに韓国の人が入ってるみたいなカンジ……なのかな。

少し懐かしいテイスト。

出来は割と良いんでないかい。

日本人にも違和感の無い作り。


『SHY 東京奪還編』

少年チャンピオン連載作品のアニメ化かー。

見れなくもないんだけど、このコンテンツ溢れた中では埋もれそう。


『小市民シリーズ』

米澤穂信さん原作小説。

京アニの『氷菓』を連想してしまうが。

コンテや演出にむしろシャフトの色を感じる。

作画そのものの手間を抑えつつ、コンテ演出で工夫する。

かなり手の込んだ作り。

と思ったら、監督は神戸守さんだが、2話目のコンテ演出は武内宣之さんであった。

制作はラパントラック。

『さらざんまい』『アンデッドガール・マーダーファルス』のスタジオである。

もしかするとラパントラックは注目すべきアニメスタジオなのかも。


『NINJA KAMUI』

これは……日本でのウケより世界をマーケットとして睨んでる雰囲気。

うんうん。

続きを見ざるをえない。


『負けヒロインが多すぎる!』

これの映像に今回一番驚かされた。

制作はA-1 Picturesだが……背景どうなってんだ。

単に3DCGじゃない。

水彩をCG取り込みして自由に操る。

それだけでも無いと思う。

背景美術を決め込んで、その上にレイアウトを置くのではなくて。

キャラクターショットとレイアウトを決め込んで、そこに背景かぶせたのか。

一見でハッキリしないが……ナニカそんな普通の作り方でない工夫をしている筈だ。

美術に草薙が入っている。

草薙は……アニメ、ゲームの美術専門会社で、活躍している。

背景美術専門なので、名前を知らない人も多いが、たぶんそんな人の好きなアニメの中にも必ず草薙が関わっているアニメはある。


『ラーメン赤猫』

くろねこ教授は猫スキーなので、それだけで見る!


『杖と剣のウィストリア』

『ダンまち』の大森藤ノさん原作のマンガ作品をアニメ化。

映像造りはなんか頑張っている。

原画のレベルを上げて、動画のタイミングを変えているのだと思う。

止め絵で見せて、動き出すタイミングを後ろにズラして後半の動きを増やす。

𠮷原達矢監督がたくらんだ……のかな。

『チェンソーマン』でアクションディレクターと言う役職をしていた方。


そのほかにも目は通しているのだが、とりあえずここまで。


アニメの裏方さん中心の話となってしまった。

なんかさー。

制作スタジオがメッチャ増えてる。

もう何がなんだかわかんない。


アンサー・スタジオ

LARX ENTERTAINMENT

UNEND

Elias

EMTスクエアード

Atelier Pontdarc


覚えきれない。

これに『グレンダイザー』で名前をだした、ガイナ、なんかも加わる。

ここに書いてないスタジオもいくつもある。


ほんとにこんな量のアニメが作られて、制作スタジオが増えて、製作費が回収できるの?

いくつかの会社が倒産するだけでないの。

インターネットで世界とつながり、即世界配信可能になった。

お客さんは一気に増えたのかもしれないが。

でもなー、全て上手くいってる感は無い。

大手アニメスタジオと予算の都合が合わないネット配信会社に安く新作作らされてるだけだったりしないかー。

心配。

部外者が気にする事でもないんだけどさ。


それに新進気鋭のスタジオが多数ありながら。

一番驚かされたのは、A-1 Picturesだもんな。


あとP.A.WORKSさんも。

『真夜中ぱんチ』

『菜なれ花なれ』

『天穂のサクナヒメ』

同時に3本制作アニメを放送?

だけど……これは多分放送枠がズレて同時放送になっちゃっただけくさい。

前期、前々期クールP.A.WORKSさんは放送してない。

すでに最後まで作ってある作品を流している…………と信じたい。

もしも後半できていなかったりした場合、スタッフが死ぬ事になると思われる。


こんな事を考えながらテレビアニメを見ているくろねこ教授。

やっぱりタダのアニメ好きーなんだなー、と実感してみたり。


ではでは。

次回8月16日頃更新、お題は『グレンダイザー』の予定。

くろねこ教授でした。

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