179話 最新ステータス コウタ 前編

 俺たち『悠久の風』の最新ステータスを確認していこう。

 まずは俺だ。



コウタ

種族:人族

称号:テツザン杯優勝者、ドラゴンスレイヤー

ファーストジョブ:風魔導師レベル2

セカンドジョブ:英雄レベル3

サードジョブ:剣士レベル28

フォースジョブ:格闘家レベル28

フィフスジョブ:火魔法使いレベル11

シックススジョブ:土魔法使いレベル11

控えジョブ:風魔法使いレベル30、氷魔法使いレベル20、雷魔法使いレベル11、鍛冶師レベル14、料理人レベル3


HP:B(02/30)

MP:B(11/30)

闘気:B(00/30)

腕力:B(03/30)

脚力:B(00/30)

器用:B(02/30)


システムスキル:

ジョブ設定

経験値ブースト

パーティメンバー設定

パーティメンバー経験値ブースト

魔石蓄積ブースト

レアドロップ率上昇


アクティブスキル:

『風魔導師』ウインドカッター、エアバースト、ジェットストーム

『剣士』ラッシュ、ダブルラッシュ、スーパーラッシュ

『格闘家』裂空脚、砲撃連拳、鉄心

『火魔法使い』ファイアーボール、フレイムアロー

『土魔法使い』クリエイトブロック、ロックウォール


パッシブスキル:

『風魔導師』パーティメンバー回避力向上、MP強化

『剣士』腕力強化

『格闘家』脚力強化

『火魔法使い』MP強化

『土魔法使い』MP強化

『テツザン杯優勝者』闘気上昇(小)、腕力上昇(小)、脚力上昇(小)

『ドラゴンスレイヤー』全能力値上昇(小)、対竜族攻撃力上昇、対竜属守備力上昇



 俺は、とうとう風魔法使いがレベル30に達した。

 そして、その上級ジョブである『風魔導師』が追加された。

 ファーストジョブにはさっそく風魔導師をセットしている。


「ついに俺も上級ジョブ持ちの仲間入りか……」


 風魔導師は上級ジョブだ。

 初期レベルの時点でも風魔法使いレベル30と同様のアクティブスキルとパッシブスキルを持つ。

 基本的には風魔法使いの上位互換ジョブだと言っていいだろう。


 1つだけ注意点を挙げるとすれば、上級ジョブとはいえレベルが低いうちは魔法の威力や速度があまり出ないことだ。

 風魔導師レベル1が放つ『ウインドカッター』は、風魔法使いレベル30が放つそれよりも性能が下がるのである。

 同等ぐらいの威力になるのは、MSCにおいては風魔導師レベル5~10ぐらいだったか。

 そのあたりまで上げて、ようやく完全な上位互換となるわけだ。

 それまでは、一時的に戦闘能力が下がることを受け入れなければならない。


「『英雄』が育つのが楽しみだぜ……」


 セカンドジョブには英雄を設定している。

 取得条件が特殊かつ難しい分、効果も大きいジョブだ。

 ただし、レベルアップに必要な経験値は他のジョブよりも多い。


 ステータスを見て分かる通り、現状ではアクティブスキルもパッシブスキルもない。

 完全なお荷物ジョブとなっている。


 これをファーストジョブに設定するわけにはいかない。

 だが、将来的には有用なのでジョブレベルは上げていきたい。

 その兼ね合いにより、英雄はセカンドジョブに設定しているわけだ。

 メインの戦闘は風魔導師のスキルで何とかしつつ、経験値もできる限り英雄に入るようにするようなイメージである。


「剣士は無難なジョブだな……。安定した活躍が見込める」


 サードジョブには『剣士』をセットしている。

 ファーストジョブが魔法系ジョブであり、セカンドジョブは一時的にお荷物ジョブのため、サードジョブは近接系で現時点のレベルが高いものを設定しているのだ。

 これも、もう少しでレベル30になるので、上級ジョブに変更できるだろう。

 そのタイミングでは風魔導師や英雄のジョブレベルもある程度は上がっているはずだ。


「格闘家もなかなか悪くないジョブだ……」


 フォースジョブには『格闘家』を設定している。

 テツザンにおける鍛錬、日々の魔物狩り、トーナメントにおける試合経験、そしてブラックワイバーン戦など。

 いろいろなことを通じて経験値が入り、今では剣士と同じレベル28に達している。

 テツザン滞在中は格闘家を基本的にファーストジョブに設定していたし、格闘の鍛錬や試合では格闘家のジョブに対して優先的に経験値が入る仕様であるため、成長が早かったのである。


 こちらも、剣士と同時期か少し遅れたぐらいで上級ジョブに昇格できるだろう。

 魔物退治においては魔法系のジョブや剣士に比べると出番が少ないが、あって困るものではない。

 希少な魔獣の生け捕り、軽犯罪者の捕縛、街中で油断しているところへ奇襲されたときなど、肉弾戦闘が役に立つ局面はいくらでもある。


 以上、とりあえず俺のファーストジョブからフォースジョブはこんな感じだ。

 ファーストジョブの『風魔導師』とサードジョブの『剣士』を核としつつ、フォースジョブの『格闘家』で補佐するようなイメージである。

 セカンドジョブの『英雄』も、ジョブレベルが上がりアクティブスキルやパッシブスキルを得られれば、役に立つようになるだろう。

 続いて、フィフスジョブ以降を再確認していこう。

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