第24話 プッチンプリン

以前に家に居た可愛いチビすけ(犬)のうちの、2番目の子の話。

なんの話をしていたかは忘れたけれども、何気ない会話の中で


「プッチンプリン」


という単語が、出た。

すると。

視界の中にいたチビすけが、2回、飛び跳ねたのが見えた。


なんだ?


明らかに、「プッチンプリン」という単語に反応している様子。

歩きながら2回、確かに飛び跳ねた。

確認しようともう一度、チビの方を見ながら言ってみる。


ッチンリン」


すると。

やはりチビは【プ】のところで、何やら怯えた顔をして飛び跳ねていた。

後から判明したことだが、どうやらチビは、破裂音(パピプペポ)が苦手だったらしい。

だけど。

あまりにその姿が可愛いので、たまにわざと


ッチンリン」


と言っては、チビを飛び跳ねさせていた私。

ごめんね、チビ。

怖かったんだよね、きっと。

でもね。

きみのその姿があまりにも可愛すぎるからいけないんだ!

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