第8話 「クソデブ、自分で『僕様の弟分妹分舎弟の分もアイス買って来て欲しいデブン』と言ったばかりじゃないの。 もうこれで言い逃れは出来ませんよ」

---コンビニ---

”豪快王子豪快に着信中!!”

 電話なんて、こんな時に誰でしょうか。

電話番号は家族友達弟分舎弟ぐらいしか知らせていません。

何かあったのでしょうか。

 「はい、リザベルタです」

 「リザベルタ、お釣りで買えるだけアイス買ってきて欲しいデブ。

お前達もアイス食べていいデブよ」

 !!デブ!!何故私の電話番号を知っているのでしょう。

誰かが私を裏切って情報を流したのでしょうか。

いえ、そんな事ありえません。

電話番号を知られているのです、名前なんて知られていて当然です。

 「はぁ、クソデブってコンビニでいくら使うのかしら。

貴女が頼んだだけでアイス買うお金なんて残らないわよ。

レシート渡すから全額払いなさいよ」

 クソデブってコンビニにいくらお金使ってるんでしょうね。

クソデブはコンビニが好きと決まっています。

クソデブはコンビニを見かける度にコンビニ入りますよね。

 「いいデブよ。僕様の弟分妹分舎弟の分もアイス買って来て欲しいデブン」

 はぁ。馬鹿なのでしょうね。

もう自分からさっき周囲にいたのが弟分妹分舎弟でさっきの行為は不正だと自分で言ってるじゃないですか。

  「はあ、クソデブ。貴方自分で認めたわね。さっき周囲にいたのは貴方の弟分妹分舎弟でしょ」

 はぁ、クソデブは馬鹿なので自滅したようです。

クソデブってこのクソデブに限らず馬鹿ですよね。

馬鹿だからクソデブになるんでしょうね。

過剰に摂取したカロリーが脂肪になるというそんな簡単な事が分からない馬鹿だからクソデブになるのでしょう。

 「はぁ?なんの事デブぅ?さっきは周囲に弟分達はいなかったデブん。

アイス買いにいかせてたんデブよ」

 。。。あの、馬鹿過ぎませんかこのクソデブ。

なら何故今私にアイスを買ってくるよう頼んでるのでしょう。

 「クソデブ、自分で『僕様の弟分妹分舎弟の分もアイス買って来て欲しいデブン』と言ったばかりじゃないの。

もうこれで言い逃れは出来ませんよ」

 これで私の勝ちですね。私は知性知能で勝ったのです。

これも私が絶えず努力を続けてきた結果ですね。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る