第4話「ぇー?貴女頭大丈夫ー?このデブがどう見たらデブに見えるのよ。このデブはまったくデブじゃないわ。超スリム男子よ」 完全にやらせですね

 「はぁー?僕様はスリムだ!!スリム過ぎて人にぶつかったら僕様は簡単に弾き飛ばされてしまう程のスリムさなんだ!!

訳の分からない難癖で逃げようとするな!!慰謝料治療費一億寄越せ!!」

 はぁ、しらばっくれるようですねこのクソデブ。

もうこれ以上このクソデブと話しても時間の無駄です。

 「はぁ、しらばっくれるのね。もういいわ。結局貴方は何がしたいのよ」

まぁ、そんな事聞かなくても分かるのですけれど、相手の方からふっかけてきたというていにしなければなりません。

 「はぁ?しらじらしい事を言うデブだな!!」

 え、は、は、はー!?はぁ?

私が?私がデブ?

はー?デブは80億人誰がどう見ても貴方がデブでしょうが。

 「はぁ?私がデブー!?デブは貴方でしょう。

誰がどう見ても貴方がクソデブで私はデブじゃないと言うわよ」

 私はデブではありません。スリムとは誰も言わないでしょう。

デブではありません!!決して!!デブではないのですよデブでは!!

スリムでもないですけれど!!

 「ほぉ〜言ったな!!ならば周囲の通行人に聞いて見るか!!」

 良いでしょう。当然誰が見ても貴方の事をクソデブと言うはずです。

 「ええ、そうしましょう。貴方は誰がどう見てもクソデブで私もスリムではありませんがデブではありません絶対に!!」

周囲の人間に聞いてみました。

 「はぁ!?このデブがデブだと!?お前は馬鹿か!このデブがデブなわけないだろう!!」

 「ぇー?貴女頭大丈夫ー?このデブがどう見たらデブに見えるのよ。このデブはまったくデブじゃないわ。超スリム男子よ」

 「んー?このデブがそんなにデブに見えるかって?見えないなぁ。このデブはまったくガリガリじゃないか」

 は、は、はー!?この誰が見てもデブなデブが周囲の人間誰もがデブじゃないなどと、ありえません。

 「お前は少しデブだな」

 「貴女はデブでしょー。デブデブデーブ。デブは貴女よデーブ」

 「うぇいうぇいうぇーい。お前がデーブー」

 はー、アンゼネブ大陸1温厚な私でなければぶちぎれてこいつら全員泣いても泣いても殴り続けますよ。

確実に仕込みですね。

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