第36話 愛
ミーと一緒にベランダからお月さまを見たこと、
未だに昨日のことのように思い出す。
ミーは今どこで何をしているのだろう。
天国から、
次はお月さまに到着していたりして。
僕の膝に座る時に感じたあの温もりと
柔らかい毛並みの感触を今もミーがいるかのように感じる。
感じることが出来る。
爪を切る時に少し嫌そうにするミーの表情が
鮮明に思い出される。
もう一度、もう一度会いたいな。
ミー。
同じ時代に生まれて、
一緒に暮らしたこの地球から共に三日月を見たこと一生忘れないよ。
キミが全ての源になったのだから。
ミー、
僕に出会ってくれてありがとう。
生まれてきてくれてありがとう。
僕にたくさんの愛を教えてくれて、
彩りを与えてくれて、
生きる力を与えてくれて、
ありがとう。
強迫性障害の僕と三毛猫のミー 水妃 @mizuki999
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