第8話 行動開始

目が覚めた

血生臭い香りで脳がすぐに覚醒する。


「そういえば避難生活二日目だっけ」

おぼろげにそんなことを思い出しつつ

体を起こし大きなあくびをする。


そしてベッドから立とうとすると

「いててっ」


昨日あんな激しい動きをしたせいか、体の特に下半身が筋肉痛で痛む。


少し体のストレッチをしていると、


「おはようございます!」


と元気な声で美香さんにあいさつされた。


「おはようございます」


と一応返しておいた。


すると美香さんが


「ちなみに朝ごはんは備蓄など無いに等しいので各自持ってきたものを食べてくださいね」


分かりました。


と俺は答えておいた。


そして俺は家から持ってきていたカ〇リーメイト(チーズ味)をリンゴのドライフルーツと一緒に食べていた。


ちなみに一緒に食べることで甘みとチーズ味特有の風味と塩っけでめちゃくちゃうまい。


しかもこれだとすぐに食べれてお腹にもたまるし何より糖分だから頭もよく働くことがメリットだ。


そして貰った(奪い取った)00式個人用防護装備を着て9mm機関拳銃を法律に触れないのかなと思いながら腰のサイドバッグに差し込んだ。


そして歩き出そうとした俺だったが、今更ながらこの後ろに居る恵麻さんをどうしようかと思った。


するとあちらの寝室(体育館の一角)でさっきと同じことを伝えていたであろう美香さんがちょうど戻ってきて。


「あのー恵麻さんってどうしたらいいですか?」

と聞いてみた。


すると


「多分精神的な面で疲れたと思うので寝かしておいてください。さっきあっちも見てきましたがみんな寝ていましたし。」

といい、続けて。


「普通に行動することができている私たちが異常なのかもしれませんね。」


と美香さんはいった。


否定は出来ないので俺は小さくうなずいた。


「じゃあ俺はみんなが眠っている間に通信しに行くよ、少人数の方がゾンビにもばれにくいしな。」


「気を付けてくださいね」と美香さんは避難所(学校)の裏口まで見送ってくれた。


さあ作戦開始だ!


______________________________________

短めですいません。


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