第7話 学校にて…

 あ~あ いろんなこと口走っちゃったかもなぁ…最後に言ったこと聞こえてないと良いな…「うん。またね。好きだよ悠斗///」なんて言っちゃったの聞こえてたらどうしよ… そう思った私は急に恥ずかしくなって枕に顔を埋めてしまう。照れてる悠斗も可愛かったなぁ。ホントに悠斗のこと大好きなんだな…「悠斗の好きな人って誰なんだろ。ちょっと気になっちゃったり…」そう考えながら今日渡された宿題を終わらすのだった。


 目が覚めると時計の針は午後七時を指していた。三時間ほど眠っていたようだ。寝起きのボヤつく頭で適当にご飯を作り食べる。宿題が出ていたのでご飯を食べ終わったら宿題を始めた。そして俺は寝る前に「よかったら明日一緒に学校行かない?」とこころにメッセージを送り返事が帰ってくるのを待った。少しするとスマホの通知音が鳴った。こころからだ。「うん。 いいよ。一緒に行こっか。」と返ってきたので俺は安心してゆっくり眠りについた。


 いつも以上の良い目覚めだ。朝ご飯を食べこころが来るのを待つ。少し待ってると彼女がやって来た。「おまたせ~ 待った?」「ん~ん大丈夫。俺も出てきたとこだよ。」彼女と雑談を交わしながら学校まで歩いた。


 学校に着くと星夜に少しからかわれたが適当にあしらった。こころは満更でもなさそうにしていたのは何故だろうか…そんなこんなで授業準備をし俺はいつも通り友人達と話をしチャイムが鳴って授業を受けた。


 昼休みこころに呼び出され二人でご飯を食べながら話をした。そして、なんとこれからは一緒に登下校することになった。こころと、大好きな人と一緒に登下校出来て嬉しいし、なにより幸せだ。そんなことを話していると昼休みが終了した…


 昼からの授業が再開した。俺はさっきこころに呼び出されたことでドキドキしていた。正直授業など頭に入ってこなかった。俺は幸せだな…そう思いながら残りの授業を受けた。


 今日の授業が全て終了した。もちろんこれからこころと一緒に帰る。これから毎日彼女と一緒に歩いていけるように俺は願うのであった。


 6限終了のチャイムが鳴った。昼休み悠斗を呼び出し、これから毎日一緒に登下校しようとお願いしたらOKが出た。大好きな人と登下校出来て私は幸せだなと思いながら彼の待つ昇降口へ歩を進めるのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る