第9話 イケメンチー牛幼馴染キパム・ブリーム
「豆腐牛丼もあるぜ」
はぁ。仕方がないですね。
そこまで言うのなら仕方がないですね。
豆腐牛丼でも食べにいきましょうか。
---牛丼屋---
「チーズ牛丼メガ盛り頼むぜ」
はぁ!?イケメン幼馴染のキパムはイケメン顔なのにチーズ牛丼メガ盛りなんて注文しました。
辞めて下さい!!
チー牛殿方みたいな事は辞めて下さい!!
「豆腐牛丼一つ」
「キパム、チーズ牛丼メガ盛りなんてやめて頂戴。
それじゃあチー牛殿方じゃないですか。
私はチー牛殿方が生理的に受け付けないのです」
「なんだってんだぜ!!俺がチーズ牛丼メガ盛り食って何が悪いんだぜ!!」
はぁ。キパムが逆切れしてきました。
「うるさいわね事実じゃないの。チーズ牛丼メガ盛りなんて食べて。
だから貴方はイケメンなのにチーズ牛丼臭がするのよ」
「煩いんだぜ!!チーズ牛丼メガ盛りは僕の主食なんだぜ!!」
はぁ、キパムがチーズ牛丼メガ盛りに紅生姜を馬鹿みたいに乗せて食べています。
恥ずかしいので辞めて下さい。
いくらイケメンでも、チーズ牛丼メガ盛りを紅生姜を馬鹿みたいに乗せて食べていたら
ドン引きしてしまいます。
「煩いわねぇ、私もう食べ終わったから騒ぐなら外で待ってるわよ」
はぁ、シュノール男爵家令嬢マーリット様が牛丼屋でチーズ牛丼メガ盛りイケメンとぎゃーぎゃー騒いでいては
恥になってしまいます。
「なんだって言うんだぜ!!3分の1も食べてないじゃないかなんだぜ!!」
はぁ、またですか。
またキパムが騒ぎ立てます。
なんでそうなにかに付けて騒ぎ立てないといけないのでしょうか。
「お姉様〜お姉様の豆腐牛丼エルファニに頂戴」
!!クソデブ妹エルファニが現れました。
あげるわけありません。
エルファニはなんでも私の物を欲しがるのです。
私の豆腐牛丼まで奪おうというのですね。
酷いです。
私がこんなにガリガリなのは誰のせいだと思っているのですか。
貴女が私の物をなんでも欲しがり奪うから私はこんなにガリガリなのですよ。
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