第8話 イケメン幼馴染のキパム・ブリームが私に酷い言葉を投げつけます。 何故ですか。何故そんな酷い言葉を私に投げつけるのですか

 ---過去---

 「お前がガリガリでマリマリリンリン煩いからそんな称号をもらったんだろう」

 は、はぁー!?

イケメン幼馴染のキパム・ブリームが私に酷い言葉を投げつけます。

何故ですか。何故そんな酷い言葉を私に投げつけるのですか。

私は何も悪くないのに、何故こうも虐げられるのですか。

 「お前はガリガリなんだよ、ガリガリマリクソリンリリリン」

 あの、私そこまで強くありません。

泣いてしまいますよ。死にたくもなりますよ。

 「お前は本当にガリガリだな」

 キパムは出来るだけ私を傷つけたいのでしょうか。

また酷い言葉で私を傷つけます。

 「だから牛丼でも食いに行こうぜ」

 は、は、は、はぁぁぁぁぁー!?

牛丼!?牛丼なんて食べるわけないじゃないですか。

男爵令嬢マーリット様が牛丼なんて安っぽい食べ物食べるわけないじゃないですか。

あんな脂質と糖分を丼に入れたもの、マーリット様が食べるわけないのです。

 「はぁー?貴方馬鹿なのかしらキパム。

男爵令嬢マーリっと様が牛丼なんて食べるわけないじゃないの。

糖質が!炭水化物が!どれだけ丼の中に詰め込まれてると思っているのよ!!

私は太りたくないのです!!太るわけにはいかないのです!!

エルファニはケロンテ大陸クソデブ部門1可愛く美しいクソデブ美少女と讃えられているけれどね!!

私は美しくないし可愛くないから!!

元が素材が良くないから!!体型管理体調管理肌の管理体臭の管理と気をつけているのです!!

その私が牛丼?食べてはいけないのよ私は!!」

 キパムは幼馴染でイケメンですが、未だに何も分かってくれません。

何故そんなにも周囲の人間に無関心なのでしょう。

私が体型に気を使っている事ぐらい分からないのでしょうか。


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