第10話 買い物
モールに着くと、怜はスーツを見たいと言うので、スーツを見ることにした。
店に入ると、すぐさま店員さんが来て、話しかけてくれたが、ゆっくり見ていたい気分だったので、丁重に断った。
怜にどんなスーツが欲しいか、聞いてみると、
2人が俺に聞こえないように、こそこそと相談し始めた。
少し待つと、2人が俺の方を見て
「「友達にあげるスーツです。」」
と言ってきた。
友達にスーツあげるのか?とおもったのと、
レディース用なのに、俺が必要なのがよくわからないが、
まぁ、断るのは野暮だと思い、それに従った。
2人とも、2時間程探して、納得するものがあったらしく、黒っぽいスーツにその他諸々を持って、会計に行くから、ここで待っててと言ってこの場を離れる。
俺は店の外に出て、2人を待つことにした。
少しすると2人が戻ってきたため、手を振ると、気づいた2人がやってきた...
かと思うと、手に持った紙袋を、俺に押し付けて、
「迎えが待ってるから、じゃあね〜。」
「それではまた。」
怜と俐生は走って、そそくさと帰っていった。
(なんだったんだろう。)
なんて思いながら、袋の中を見ると、
2人に押し付けられた袋には、手紙が入っていることに気がつき、家に帰ってから読もうと、俺は足を早めるのだった。
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なんとか10話まで出せました。ありがとうございます。
次回は怜。その次は、俐生目線の話になります。
星やコメントも残して頂けると嬉しいです。
そろそろ、第一章も終わりにかかっていきます‼︎
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