第9話 母の企み2



昼飯を食べ終わって片付けていると2人が、


「「久しぶりにユキちゃん見たいです!」」


とか言ってきたので、断ろうとしたら母から睨まれて、眼では、


「断ったら晩飯抜く。」


って言ってるように感じて、

渋々、女装道具を部屋から持ってくると、2人に驚かれた。


「結構本格的なのね?」


と怜が言ってきたので、俺は得意げに、


「変装は探偵に大事なスキルだからね!」


と言っといた。







メイクが終わってウィッグも着けて、

(ウィッグがいつものやつがなく、代わりに怜や俐生達と同じような色の、ポニーテールのになっているのだが....やったのは言わずもがな....)

服も変えた方がいいかと考えてると、

母が、怜や俐生が着てる制服と同じ制服とタイツを持ってきていた。

何故そんな服を持っているのか気になるが、

余計なことを詮索すると面倒になると思ったので、スルーすることにした。


俺はその服を借りて着るために服を脱ごうとすると、

俐生だけバッと後ろを向くが、怜は堂々と見ている。

俺は少し恥ずかしくなり、よそよそしく始めると、いきなり母と怜がスマホを構え、写真を撮り始めたため、A.S.A.Pで着替え終えた。

服を着替え終わると2人から、


「「可愛い‼︎、実は女の子だったりしない?」」


と驚かれた。

まぁ仕事の手伝いでしてたからね?





着替え終え、色々と話していると、

母が、せっかくだから3人で出掛けたらと言ってきたので、

クラスメートにバレないか、心配したが、

女装しているから、大丈夫だろうと祈って、

3人で近くのショッピングモールに出掛けることにした。



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遂にお出かけです。

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