第7話 学校案内2

   


ほぼ校内を案内し終わり、帰ろうと昇降口に向かっていると、2人が部活のことを聞いてきたので、推理部に入っていることを伝える。

2人は食い気味に聞いてくるが、断られる前提で誘う。 

「今度、見学くる?」


「「行きたい‼︎」」


「やっぱりか、まぁそりゃ、そうだよな、この学校には、他に良い部活があるんだからな、

って、えっ、良いの?」


「まぁね!」


「はい。」

と返ってきたので、俺としては部員が今、俺と綾先輩の2人しかいない。

なんとか、顧問の麗子先生の援助のおかげで、無理矢理続けてもらえているため、

今年こそ推理部を消そうと生徒会が本気になると思ったので、

回避できる方法を見つけたので、俺は喜んで2人の手を取ってブンブンと振った。


2人が白い顔を紅く染めていることなんて気づきもせずに。




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