第3話 西蓮寺家の日常3 報連相を大切にする姉妹は如何ですか?

将たちは、リビングに向かい両親に挨拶。

「おはようございます」

「おはよう」

「おはようございまーす」


「ああ、おはよう」

「おはよう皆。早く席に着いてご飯食べてね」


家族揃って朝食中、凛が将に話しかけた。

「あら将、今日は朝から一段と疲れてるみたいね?」

「別に。いつもと同じだよ」

「へへ、お兄ちゃん今日はいつもより3回多くお姉ちゃんに、飛ばされてたからねー」

楽しげに凛に報告する茜。

「オイ!茜。余計な事を・・・」

「あらあら~それはまた手厳しいわね~」

「将が悪いのです。夜更かしして遊んでいたくせに、勉強していたなんて嘘をつくから」

響が更なる追撃を加える。

そんな会話を聞いていた、真が一言。

「自業自得だ」

「うっ、すみません」

有無を言わせない父の一言で震え上がる将。

「まぁ、将も反省してるみたいだし、ね?このお話は、これでおしまい」

凛のフォローで何とか救われた将。

「あ、それから皆に今夜大事なお話があるから、今日は早く帰って来てね?」

凛の言葉に子どもたちは、

「わかりました、生徒会の仕事が片付きしだい帰宅します。夕食には間に合うかと」

「大事な話?わかったよ、母さん直ぐ帰る」

「ハーイ、わかったー」


朝食を終えて、学校に向かうべく玄関に行くところを真が声をかける。


「響、わかっているとは思うが・・・」

「大丈夫です。承知しています」


「そうか」


「行ってきます。お父様、お母様」

「いってきます」

「いって来ま~す」


「ああ、気をつけて行ってこい」

「はい、行ってらっしゃい。気をつけてね」


子ども達が、登校後食後のお茶を飲んでいた

真に凛が話しかける。

「珍しく、緊張していますか?マコト」

「そんなことはない」

憮然と答える真に微笑みながら優しげに話す。

「大丈夫ですよ。三人みんな、私達の子なのですから」

「わかっている、そろそろ俺も行く」

「はい、支度しますね」


西蓮寺家の経営する総合企業 西蓮寺グループ 総裁 西蓮寺 真も、妻には敵わないようである。

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