#3『うつ』

 視界は真っ白だった。ここが何処で俺が誰なのか分からない。記憶喪失なのだろうか。歩いてみても進んだ感覚が無く、映る景色は白一辺倒だ。

 打つ手無しと頭を抱える。その手には血。血?

 突如記憶が頭を巡る。そして思い出す。円満だった家庭が崩れ、俺は酒に溺れ、浴槽で頭を――


____________________


※最後のダッシュ記号がTwitterでは間違えていた(伸ばし棒になっていた)のでこれだけ訂正しています。


 前回よりもさらに言葉遊びが過剰になっています。


 「映る」本文中

 「打つ手」本文中

 「鬱」家庭崩壊からの精神病み

 「打つ」最後の明記していない部分


 今回は特に130字の少なさに直面したように思います。とりあえず書いてみたら真っ白な空間でさまようだけで130字が終了してしまいました。



 

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