第28話

「疑ってるみてぇだけどな、オレはオレの信念を曲げねぇんだ、

多少手荒だったがな、俺はお前らと真剣な殺し合いをしたいんだよ、分かるか?」


成神は長々と語り出す、

正直、りぃとライにはうざったくてしょうがなかった


「分かったよ、あんたがコスイ事は嫌いって事はね、

いいよ、どうせ殺しに来たんだ、乗ってやるよ」


りぃは、成神の信念を何となくわかった様で、

賛成の意を表した


ライはなにがなんだかわかってはいないようだ


「おぉ、そうかそうか、、、

じゃあさっそくな、、、!」


成神は、腰に付けた日本刀を抜き

何やら放心状態になっているライに切りかかった


しかし、それを見逃さなかったりぃは、

ライの目の前に立ちはだかり、ナイフで受け止めた


「ちょっと、流石にそれはダメじゃない?なにが、真剣な殺し合いよ?」


そこまでの状況になって、ようやくライはハッとした


「、、、、っあっぶな!アタシ死ぬとこだったじゃん」


ライは銃を抜いて、りぃと膠着状態になっている成神の手元に狙いを定め、

引き金を引いた


部屋に一発の銃声が響いた


「なんだよ?動いてねぇのに当たってねぇじゃん」


手元が狂ったのか、成神には当たらなかった

しかし、、、、


「いっ、、、」


膠着していたのが崩れた


りぃはその場に座り込むように崩れ落ちる

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