第18話

朝日が窓から差し込む

りぃはライより少し早く目を覚ました


「ふわぁ、久々にゆっくり寝れた」


「んー、りぃおはよー」


ライもパチッと目を開いた

あいさつの後、お腹がすいているのか、りぃに聞いた


「朝ごはんなーにー?」


「お米炊いたから、お米と、お味噌汁かなって思ってる」


「じゃーアタシお味噌汁作るよ」


「んーとね、大丈夫、ライはダラダラしてて」


「わかったー」


ライは再びソファに寝転がって、スマホをいじりだす

その様子を見て、りぃはフフっと笑い、キッチンに立った


ライの耳には、水をなべに入れる音や、野菜を切る音が入ってくる

もともと空いていたお腹は、さらに減っていく


30分程時間が過ぎた


「ライー、お味噌汁できたよー」


「わーい、やたー!」


「早く席についてー」


2人は食卓につく、りぃは配膳をする

そして、手を合わせた


「「いただきます」」


2人は食べ始めた

ライはほぼがっつく様に食べている

その様子を、りぃはにこにこと眺める


しばらくその状態が続いたが、

ある時、ライがりぃに話かけた


「昨日の訓練(というか騙されただけ)さー、何かアタシの癖とかあったのー?」


「昨日話したじゃん、聞いてなかったの?」


ライの質問にりぃは笑顔で答えたが、何か黒いオーラが後ろに出始める


「ご、ごめんなさい」


「今はいいよ、ご飯まずくなるし」


「えへへ、ありがとう」


こうして、訓練をしたり、美味しい物を食べたり、

仕事の日まで、日常を楽しんだ


そして、仕事当日

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