第17話

「ちょっと言いすぎちゃった、ごめんね、さて、夜ご飯作ってくるか」


「はーい、お腹空いたー」


りぃはふんふんと鼻歌を歌いながら階段を上がっていく

ライもそれについて行く


階段を上るたびにトントンと調子のいい音がする


ライは眠くて半分眠ったようにだらだらと歩きながら、

ゆっくりと上がって行った


ようやく1階につくと、キッチンでりぃはお湯を沸かしていた


「おー、ライ遅かったね」


「うん、、、眠い、、、もう寝る、、ご飯いらない、、、」


「分かったよ、お休み」


「お休みー」


布団を敷く元気も無いのか、ライはソファで眠り始めた


「寝ちゃったか、じゃあお湯もいらないね、」


りぃはなべに入った水を捨てて、

一度のびをすると、ライが寝ているソファに近づいて行くと

ライの寝顔をいとおしそうに見つめた


「やっぱり、ライの顔って可愛いよね、、、、私もこれくらい可愛かったら、、、」


「ほっぺもフニフニだし、、、」とつぶやきながら、

ライの頬を軽く触って、自分と比べながらつぶやくりぃ

しばらくすると、りぃはその体勢のまま眠ってしまった


ライの頬が、少し赤くなっていることの気づかないで


りぃがぐっすりと眠った頃、ライが目を薄く開いた


「急に褒められても、、、りぃだって、キレーな顔してるのに、、」


そうつぶやくと、ライはもう一度眠りについた


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