第15話
りぃは、パソコンを確かめながら、ライを怒っている
ライはりぃの正面に正座してうつむいている
「動かないのは再起動したら何とかなったけどさ、
ディスクトップいじったでしょ、大事なデータ消えてんだけど」
「ごめんなさい、許してください、、、」
しばらく沈黙が続いた後、スッとりぃが立ち上がり、
ライの腕を引っ張って、困惑するライを立ち上がらせた
「えっ?えっっ?」
「訓練場」
「うん?」
「訓練場いくよ、私に勝てたら許す」
「いやいやいやいや!無理無理無理無理勝てない勝てない!」
「じゃあ許さない、口きかない」
「それもヤダ!分かったよやるよ!」
ライがやると言ったので、りぃはこっそり満足そうな顔をした
そして、地下の訓練場へと向かった
訓練場についた2人はそれぞれ様子が違っていた
静かに怒るりぃは怯えているライにナイフを渡しながらルールを説明する
「制限時間10分、ナイフで相手に少しでも傷を作れたら勝ち、簡単でしょ?」
「いや、かんじょーが邪魔しちゃって無理だって、、」
「敵だと思って」
「確かにりぃにとってアタシが敵みたいに思ってるだろうけどさ、、、」
ライのとりえの元気や明るさがどんどんなくなっていく
また数分程の沈黙が続く
今回もりぃが行動を起こした
壁に張り付いているタイマーを設定する
「ほら、10分タイマー設定したよ」
「しょーがない、やるか」
ライの目に黒っぽい光が宿る
りぃの目も同様だ
そして、戦いが始まった
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