第12話

「もしもし、政府の方ですか?りぃです依頼ですね、違法薬物取引の売人を殺せと、しかも裏に組織がついてる可能性があるから、それを聞き出してから殺れと、、、、

情報いただければ、、って、情報がない⁉嘘ですよね、自分で探せと、、、⁉」


プツンと電話が切れた


りぃとライは、

初めて、情報がない状態で依頼を遂行しなければならない状態へ陥った


りぃは、その事をライに告げねばならず、

肩を落としてリビングへと戻った


「ちょっとライ、聞いてよ」


「んー?りぃどーしたのー?」


「それがさ、薬物の売人を殺せって依頼だったんだけどさ、

情報がないらしいのよ、自分で探せって、しかも、

裏に組織がついてる可能性もあるから、殺す時にそれも聞き出せって」


「うわー、やっぱこの仕事ブラックだよねー」


「まぁ、ちょっとパソコンで調べてみるけどさ」


そういうと、りぃはノートパソコンを準備し、

カチャカチャとキーボードをたたき始めた


ライは後ろから覗き込んでいる


インターネット、SNS、怪しげなサイト

ありとあらゆる物で引っ掛かるであろうキーワードを検索した


しかし、3時間もすると、りぃが音を上げ、

パソコンを一旦閉じた


「当たり前だけど、どこで検索かけてもヒットしない、、、」


「まー、そーだよねー、いほーな薬物なんて、

ヒットしたらすぐばれちゃうもんね、ケーサツさんも馬鹿じゃないし」


「よし、もう最終手段だ」


そう言うと、りぃはパソコンをもう一度開いた

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