第10話

店内に入ったりぃとライは、まずは卵を見に行った


「あ、これ安い」


次に乳製品コーナーに牛乳を見に行って、


「あったあった、これがいいんだよね」


その次にペットボトル飲料を見に行った時に、違和感に気づいた


「あれ?ライ?どこ行った?」


ライがりぃからはぐれてしまったが、

りぃは気楽に考えていた


「まぁ、いつもの所にいるでしょ」


そう言うと、りぃは袋菓子コーナーへ足を運んだら、

キラキラした目のライが駆け寄ってきた


「ねーねーりぃー、ポテトチップス買ってー」


「いいけどさ、ライはいい年してそんな子供みたいでどうするの?」


りぃがちらりと横に目をやると、引いたような表情をした少年がいた

しかしライは気づいてないのか、気に留めない


しばらく少年とりぃが見つめあったのち

少年は走り去っていった


「ほら、商品買って美容室いくよ」


「はーい」


2人は会計を済ませ、車に乗り込んだ

今度は反対にライが運転でりぃが助手席だ


「ねぇライ、安全運転で頼むよ」


「わかってるわかってる」


ライは楽しそうだが、りぃは心なしか顔色が悪い


実は、ライは運転が荒い、

急カーブや急ブレーキが多いようだ


「まあ、ケガしないてーどには気を付けるよ」


「いや、ケガしない程度にってさー、心臓に悪いから、、」


ひやひやさせられるドライブが始まった

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