第8話

メイクと言っても、簡単なもので

りぃはポーチからコンシーラーを取り出して、

目の下に塗って、それでおしまいだ


「あ、クマ消えたー」


「よかったじゃーん」


ライはメイクをしない、常にすっぴんだ

そもそもメイク道具を持っていない


「ライってさ、メイクしないのに肌きれいだよね、

元がいいからかな?」


「えへへ、褒めても何もでないよー」


「え?いや、私は思ったことを言っただけで、、」


「りぃって天然だよねー」


「、、、?まあいいや、美容室予約しておくね」


「分かったー」


りぃとライはリビングに戻り、

りぃはスマホをいじって美容室の予約をした


「11時に予約取れたよ」


それからしばらくの間、テレビを見たり、

スマホをいじったりして、だらだらしていたが、それにも限界がある


「11時まで何しよー」


現在8時、11時まであと3時間、

何して時間をつぶそうかと話していた

そして、りぃがふと声に出した


「先に買い物行くか」


「そうじゃん!何がなかったっけ?」


「卵がないんだよね、後はもろもろ」


「じゃあ先にスーパーいこーよ」


「そうだね、ちょっと待ってね、バッグ持ってくるから」


「あー、アタシも持ってくるー」


数分後、2人はバッグを持って玄関に立っていた


「ちょっと遠いから、車で行こうか、

運転私でいいかな?」


「いいよー、はやく出発しよー」


りぃは車のエンジンをかけ、運転席に座り

ライを助手席に座らせ、車を出発させた

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