第3話

2人が15分程走り続けた頃、ようやく××町が見えてきた


「うーん、ちょっと時間かかっちゃったじゃん!」


「そうだね、前は10分で着いたのにね。


さてと、気持ちを切り替えて、制限時間は朝日が出るまでの4時間、

朝日が出始めると起きだす人も多いから、

でも××町は周りが森多い、だから2手に分かれて捜索、

見つけたらお互いのスマホに連絡、暗殺後でもいいから、、、」


りぃはライに説明する、説明が終わり、

数分話し合い、どちらが森で、どちらが街へ行くかが決まった


「OK、アタシが街ね、りぃは森ね!」


「やっぱりライは話が早くて助かるよ、ほら、始めちゃおう」


りぃは、さっきまでの真面目そうな表情から変わり、

ニヤリと笑いながら言った


その言葉を聞いたライは、頷き

街へと走り去って行った


「さてと、始めちゃおうか」


その言葉はさらりと言われたが、

なにか、恐ろしい意味が隠されているようだった


りぃは森の中に捜索へ行った


「とは言っても、結構森広いんだよね」


広い上に、暗い、木ばかりで目印が少ない

しかし、りぃは持ち前の目の良さで目印を探し当てて、迷わないでいた


「ライはちゃんと探せてるかな?」


りぃが森の中を数十分探索してる時だった

どこからか人のいびきの様な音が聞こえてきた


「街の方からかな、、、?

 ううん、違う、もっと近い、あっちの茂みの方からだ」


りぃがその茂みをかき分けたら、その中で寝ている男性を見つけた


「服装の情報と、顔写真と見比べても、

 こいつだね、確定」


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