第23話 ウキウキ!チャットタイム♪

◇真尋ハーレム♡


麗美『さあ、楽しい夏休みの計画を話しましょう』


ゆかり『イエーイ♪ おっぱいボイーン♪』


麗美『うるさいわよ、あんただけ退出しなさい』


ゆかり『はんッ、貧乳が言ってら』


麗美『だから、私はDカップあるの! 美乳なの、美乳!』


和沙『まあ、貧乳なのは私ですけど……』


麗美『と、とにかく、話し合いを始めるわよ』


ゆかり『てか、まーくんずっと無言だけど、どしたの? まさか……シ◯り中?』


真尋『いや、してないから!』


ゆかり『うわ~、すぐに反応するとか、逆に怪しいし~』


麗美『あら、良いじゃない。真尋は基本的に省エネ系だけど、ソッチ方面はギンギンなのよね。さすが、私の彼氏♡』


ゆかり『いや、あたしのだから』


麗美『黙りなさい、ホルスタイン』


ゆかり『モォ~!』


和沙『あの、そろそろ胸の話はやめてもらえますか? ビッチさん達』


麗美『ごめんなさい。ゆかりがバカなのがいけないの』


ゆかり『つーか、麗美。幹事なんだから、さっさと進めてよ』


麗美『ったく……えっとね、海に行く計画なんだけど。普通のビーチに行ったら、色々と大変でしょ? 人が多いし。可愛い私たちは、きっとナンパされちゃう』


ゆかり『それな~。あたしのおっぱい、チョー目立つし』


和沙『ジーッ……』


ゆかり『うっ、ごめんって』


麗美『真尋も、私たちがナンパされたら、心配でしょ?』


真尋『そりゃあ、まあね。みんな、可愛いし。きっと、ナンパされると思うし』


ゆかり『そこはさ~、まーくんが守ってくれるっしょ?』


真尋『いや、僕はケンカとかしたことないし、弱いから』


ゆかり『んだよー、いつもあたしらのことはボッコボコなのに。そのデカ◯ンで……』


麗美『ゆかり……ハブられたいの?』


ゆかり『ハブられたいっていうより、しゃぶられたいみたいな? あ、しゃぶるのはあたしの方で……』


麗美『あーあ、せっかくプライベートビーチ付きの海の別荘に泊まれることになったけど、約1名のおバカさんだけは置いて行こうかしらね~?』


ゆかり『なぬッ!? プライベートビーチとな!?』


和沙『麗美さん、高校生ながらモデルで稼いでいるとはいえ、まさか別荘を持っているだなんて……』


麗美『いや、そうじゃなくて。仕事関係のツテでね。ほら、あなた達も会ったでしょ? カメラマンの西脇さん』


ゆかり『あ~、あのエロい目をしたチャラいおっちゃんか。えっ、麗美、もしかして……寝たんすか?』


麗美『バカなこと言わないでちょうだい。私が普段がんばっているし、あなた達2人を紹介したから、そのお礼ってことで。知り合いの社長さんがほとんど使っていない別荘を、タダで貸してくれるそうよ』


ゆかり『まじぃ?』


和沙『本当に無償なんですか? とか言って、本当は麗美さんがその人たちと枕を……』


麗美『していません。もう、真尋が心配したらどうするのよ』


真尋『いや、まあ……麗美ちゃんは、そんなことしないだろうし』


麗美『えへへ、さすが、真尋。私のこと、よく分かっているじゃない』


ゆかり『えへへ、とかキモ』


麗美『あ、ゆかりは行きたくないのね。じゃあ、3人で行きましょう』


ゆかり『神さま、仏さま、麗美さま!』


和沙『もうそれ、すっかり定着しましたね』


麗美『はぁ~。まあ、ゆかりは胸に栄養を取られておバカさんだから、大目に見てあげましょう』


ゆかり『ちっ』


真尋『あの、1つ聞いても良いかな?』


麗美『なぁに? ダーリン♡』


ゆかり『きも……肝吸いって、美味しいのかな?』


和沙『美味しいですよ』


真尋『えっと、その別荘での生活って、どれくらいするの?』


麗美『そうね……夏休み中、ずっと♡』


真尋『いや、それはさすがに……ていうか、何をするの?』


麗美『それは、モ・チ・ロ・ン……ね?』


ゆかり『まーくん、分かっているくせに』


和沙『わたし、いっぱい勉強します。夏休みの宿題だけでなく……』


真尋『……………………』


 *真尋さんが退出しました。


和沙『あ、逃げました』


ゆかり『逃げたな~』


麗美『逃げたわね……でも、逃がさないわよ』


ゆかり『よっ! さすが、腹黒女王さま!』


麗美『腹黒は余計よ』


ゆかり『女王さまは認めるんかい!』


和沙『じゃあ、所詮は庶民の真尋くんとは結ばれませんね』


麗美『うっ……』


ゆかり『いや、でもまーくんは立派なキングサイズだから……クイーンサイズのおっぱいを持つあたしこそ、ふさわしいよね!』


和沙『また胸の話をしましたね? いい加減にしないと、そのご自慢の胸に針を刺してしぼませますよ?』


ゆかり『おおぅ……和沙たん、なんてサイコパス』


麗美『良いもん。この夏休みの内に、1カップ……いえ、2カップ上げましょう。夢のFカップになってみせるわ!』


ゆかり『まっ、がんばって~。ちなみに、あたしはもう既にGの領域に王手なのだ』


麗美『……和沙、お金しこたまあげるから、よろしくね』


和沙『分かりました』


ゆかり『このサイコパスコンビめ!』







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