番外編 ゆかり
小学生の頃、周りの女の子の誰よりも早く胸が膨らんだ。
『ゆかりちゃん、おっぱいデカーイ! すごーい!』
女子たちには称賛され、
『な、なあ、ゆかり。ちょっと触っても良いか?』
男子にはスケベな目で見られて、
『ダーメ♡』
すごく良い気分だった。
母親の遺伝子に感謝した。
そして、巨乳と言えば、ギャル。
元から明るい性格だったこともあり、中学から本格的にギャルデビュー。
おっぱいもますます大きくなり、あたしはより周りから注目される存在となった。
当然、告白もいっぱいされた。
頭を下げるフリをして、メッチャおっぱい見られながら。
それに対して、あたしは……
『……ごめん、無理☆』
断っていた。
別に自分の処女を守るつもりは無かったけど。
どうせ付き合ってエッチするなら、イケメンが良かったし。
それに、あえてエッチできない欲求不満状態を続けることで、むしろ胸が張って行くのを感じた。
そうして、あたしはますます自慢のおっぱいを成長させて行った。
周りの思春期まっさかり、エロ男子には遠慮なく見せつけていた。
決して、付き合うことは許さないけど。
そうやって、エロ目線を向けられることで、あたしのムラムラ度合いも高まって。
体内で女性ホルモンがメッチャ活性化されて、よりむっちむちのエロボディちゃんになる。
まあ、身長は全く伸びなかったんだけど。
おっぱいに全振りしちゃいました♡
そんなむっちむちギャルだったあたしは、高校に進学してとある合コンで、ようやく求めていたイケメンに出会えた。
そして、猛アタックして、付き合った。
だって、本当に素敵だと思ったから。
みんな、あたしのおっぱいばかり見るのに。
その彼はちゃんと目を見て話してくれたから。
まあ、彼は大きいおっぱいがそれほど好きじゃない、ってだけの話だった訳だけど。
それもまた、過去の話。
今のあたしには……
「ほーら、ほーら、真尋た~ん♡ 大好きなゆかりちゃんのおっぱいでちゅよ~♡」
「ゆ、ゆかりちゃん、そういった遊びはちょっと……」
「何だよ、ノリが悪いな~」
あたしはプンと頬を膨らませつつも、すこぶる機嫌が良かった。
高校2年生で同じクラスになって、知り合ったまーくんこと
最初は気弱で優しさだけが取り柄の、とにかく冴えない男子だと思っていた。
女子のあたしら3人に良いように扱われ、家を溜まり場にされて。
でも、そんな彼がまさか、今ではあたしら3人が欲して止まないハーレム王になるだなんて。
だから、あたしとしては、精一杯ご奉仕したいのだ♡
「まーくん、おっぱいで挟んであげよっか?」
「えっ? いや、それは……」
「顔を♡」
「あっ……」
ふふふ、何を想像したのやら。
嫌よ、嫌よと言いつつも、ムッツリスケベなんだから~♡
ぽふっ♡
「うふっ♡」
あたしの大きなおっぱいは、まーくんの顔を余裕でサンド出来ちゃう。
「ぱーふぱふ♡」
「むぐぐ……!?」
まーくんを軽く窒息させた、イエイ♪
やべ、こんなこと言っていると、サイコパス麗美みたいだ。
自重しないと。
「じゃあ、まーくん。パコろっか♡」
「い、良いけど……」
「で、上から見下ろすおっぱいと、下から見上げるおっぱい、どっちが良い?」
「……正直」
「うん?」
「迷うね」
「きゃはっ、やっぱりムッツリまーくんだ♡」
その後、結局は……
「あんあんああああぁん! 上からも下からも、揺れまくるあたしのおっぱい好きなだけ眺めてえええええええええええぇ!」
◇
まーくんとパコりまくった後、あたしはちゅーちゅーとジュースを飲んでいた。
「ねえ、もう1回しようよ」
「え~……」
「何よ、嫌なの? せっかくこうして、2人きりになれる日なのに」
「だって、ゆかりちゃんの性欲が強過ぎて……やっぱり、巨乳の人って……」
「ドーン」
「わっ」
あたしはまーくんを押し倒す。
「そんじゃ、パコりマックスタイム、行っちゃおうか♪」
「か、勘弁してくれ~!」
とか言いつつも、最後までちゃんと付き合って、あたしを大満足させてくれる、まーくんなのでした。
Fin
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