第18話 引っ越し

多恵は「出来るだけ早く引っ越したい、亜希ちゃん手伝ってくれる?」と亜希に引っ越しの手伝いを頼んだ。

荷物は殆ど無かったが、必要な布団と食器だけ買う事にした。

舞にシェアハウスに、入居が出来る事になった事を報告すると、喜んでくれた。

多恵は、1人の時間が持てる事に安堵していた。舞には感謝していたが、色々手伝いをしたり、舞にお金を貸したりしていた事に疲れてしまっていた。

多恵は、内見から1週間ほどで引っ越し新たな生活を始めた。

シェアハウスのため色々なルールはあるものの厳しいというほどではなく、居心地良かった。

多恵は1人の時間が多く取れるようになりスマホでゲームをしたり、アニメを見る事が多くなった。特に、アニメは子供の頃より好きでどんどんハマっていった。特に異世界を題材にしたアニメに陶酔していった。

引っ越しをして、生活も落ち着いて来たので、多恵は、前の貸家を、ボーナスで解約して片付けようと決めた。

家の中は散乱しており、圭介がドアや壁を壊していた為、多恵は、いくら掛かるだろう?と不安に思いながら不動産屋に連絡をした。

不動産屋からの返事は、保証会社に入っているので、それでなんとかなるという事だった。

多恵は、色んな事がスムーズに進み、運が良くなったのかな?とさえ思っていた。

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