終章

第69話:ボクらはみんな、生きてイク!

 ドンドン、ドンッ!


 大きな破裂音が響く。

 花火大会、開始三十分前の合図の花火だった。


 いつの間にか、イベント広場は多くの屋台照明で明々と照らされる、そんな薄暗さになっていた。


「……ゲンキ、いま、なんて言ってくれたの?」


 ユウが泣き笑いの顔で、けれどもいたずらっぽく聞いてくる。


「……お前、分かって言ってるだろ?」

「うれしい言葉は、何度だって聞きたいんだよ?」


 渋面になったゲンキの頬に、ユウが唇を寄せる。


「ゲンキ、言って? もう一度。ボク、よく分かんなかった」

「……いい性格してるよ、お前」

「ゲンキは、そんなボクの全部を好きになってくれたんでしょ?」


 敵わないな、とゲンキは思う。

 ついこの間まで、ゲンキの後ろをついてくるような奴だったはずなのに、ともすれば主導権を奪われそうだ。


「……お前が好きだ、ユウ。俺と付き合ってくれ」


 改めてゲンキは、ユウをまっすぐ見て言った。

 力強く、想いをこめて。


 ユウは、自分が要求したはずなのに、目を見開き、そして、再び涙をこぼした。


「……ゲンキ、そんなに、言い切っちゃっていいの?」

「いい。俺と付き合ってくれ、ユウ」

「ボク……こんなだよ?」

「ユウだから付き合いたい。俺は、ユウと付き合いたい。付き合ってくれ、ユウ」


 ユウは、しばらく、涙をこぼし続けた。

 ゲンキは、辛抱強く、言葉を待った。

 お互い、永遠とも思える瞬間、まじまじと相手を見つめ続けた。


「……ゲンキ、ボクで、いいの?」

「俺はユウと付き合いたい。付き合ってくれ」


 ユウの絞り出すようなかすれた声に、ゲンキは即答する。


「……ボク、めんどくさいよ?」

「だからなんだ? 俺だって人にとやかく言えるようなカッコイイ人間なんかじゃない。でも、ユウの一番になれるように、努力する」

「……ずるいよ、ボクにとってゲンキは、なんにもしなくたってもう、一番なのに」


 ユウは零れる涙を拭こうともせずに、ゲンキの胸に顔をうずめた。


「……ゲンキ、ほんとに、ボクでいい?」

「ユウだからいいんだ。ユウがほしい。付き合ってくれ」


 ゲンキは答えながら、どうして自分はもっと気の利いたことを言ってやれないのかと、歯がゆい思いだった。気の利いたことを言って、一発でユウを安心させてやれたら、こんなにユウを不安になんてさせないのに――


 そう思いながら、しかし口に出せるのは、朴訥な言葉ばかり。

 けれど、変に言葉を飾りたくないとも思う。

 自分の真剣な想いを、どうか、分かってほしいと願う。


「ユウ、俺と――」


 何度目かの「付き合ってくれ」を言おうとしたとき、遂に言い損ねた。

 ユウの耳ではなく、ユウから重ねてきた唇の、その奥に伝えることになった。




「こんなもん――かな?」


 ダークブラウンを基調とした縦縞の生地は、ゴワゴワとしていて違和感を覚える。けれど着慣れた服と違って、浴衣はとても風通しがいい。なるほど、蒸し暑い日本の夏には、これくらいの大雑把さが快適だったのかもしれないと、ゲンキは納得する。


 周りはますます浴衣姿のカップルにあふれていた。

 男性はみんなゲンキのような暗色系。

 女性は白を基調として、赤、藍、黄、と実に華やかだ。

 その中の一人として、いま、ゲンキは、相方を一人で待っていた。


「にしても、ユウの奴、遅いな」


 ゲンキはスマートウォッチをのぞき込む。開始まで、もう五分もない。


『ボク、浴衣、着てみるよ』


 ユウが、こわばった笑顔で言ったとき、ゲンキは無理をしなくていい、と止めた。

 けれど、ユウは首を振った。浴衣姿の自分を、ゲンキに見てほしいのだと言って。


「あいつ、自分は浴衣が似合わないとか言ってたからな。すこしでも納得できる格好になれるように、頑張ってんのかな」


 ゲンキは立ったり座ったり、うちわであおいでみたりと、どうにも気持ちが落ち着かなかった。やっぱり、無理にでも止めた方がよかったか――

 そう思ったときだった。


「……ゲン、キ……?」


 恐る恐るといった、か細い声が背後から聞こえてきて、ゲンキは驚いて振り返った。


「あれ、ユウ、いつのまに後ろに……」


 そして、固まった。


「……ユウ、なの、か……?」


 問われたほうは、頬を染め、うつむき加減の上目遣いで、答えた。


「……ボク、だよ?」


 それは、白を基調とした・・・・・・・浴衣だった。


 ユウは、大きなひらひらの尾びれが可愛らしい、赤くずんぐりした琉金きんぎょをあしらった浴衣に身を包んでいた。

 手には、赤いちりめんの手提げ袋を両手で持ち、花柄のついた赤い鼻緒の可愛らしい下駄を履いている。

 頭の、かんざしのような装飾をあしらった髪留めから下がる金銀の小片が、きらきらと照明を反射して、きらびやかに輝いた。


「ゆ、ユウ……お前……その恰好……」


 ゲンキは、開いた口が塞がらない。

 なんと声を絞り出せばいいのか、声の出し方すら忘れてしまったかのような衝撃が、ゲンキを襲っていた。


「……やっぱりこんな・・・かっこう、似合わない、よね……?」


 寂しそうに、うつむく。

 下唇を噛むようにして。


「……やっぱり、やめる。ゲンキのと同じのに変えてもらうよ。だから、もうすこしだけ待っ――」


 ゲンキは無意識に動いていた。


 似合っていない?

 そんなわけがあるか。介添えをしてくれた人は、絶対に全身全霊をこめて、ユウを可愛らしく飾り立てようとしたに違いないのだ。


「げ、ゲンキ……? ちょっ……」


 抱きしめたその腕の中で、ユウが身をよじる。


「やっ……。ね、ねえ、ゲンキ……みんな、まわりみんな、ボクらのこと、見てるよ……?」

「……見せつけたい。俺のユウはこんなに可愛いんだって、周りの奴らぜんぶに見せつけてやりたい」


 やっと絞り出せた言葉がそんな言葉でしかなかったことに、ゲンキは自分でも驚く。自分は、どれだけ独占欲の強い人間なのだろうか、と。


「……『俺のユウ』って、ずいぶんな言い方だね?」

「あ、ごめん……気に障ったか?」

「ちがうよ」


 ユウは、ようやく腕を緩めたゲンキから身を離すと、ゲンキを見上げ、微笑んだ。


「大好きな人に、独り占め宣言されるって、すごく、すごく……うれしい、よ……」


 その時だった。


 ドン、ドン、――ドドドドン!


 大きな破裂音と共に、ユウの顔が、虹色に染まる。


「あ、花火、始まったね」

「そう、だな……」

「行こう? ね、ボク、いい場所、知ってるんだ」




「……確かに、穴場だな」

「でしょ? 小学生のころに見つけたんだ。ずっとボクだけの、秘密の場所だったんだよ?」


 近くの公園の、トイレの平らな屋根の上。

 そばの木の影になって、ゲンキたちが上っているのはおそらく、見えづらいだろう。静かにしていれば、おまわりさんにバレることもなさそうだ。


 浴衣で上るのは大変そうに思えたが、木と柵とをうまく使えば、案外すんなりと上ることができた。


 地上だと木の枝が邪魔になって花火を楽しむどころではないが、屋根の上だといい具合に空を見上げることができる。

 ユウが持ってきていたビニールシートを敷けば、特等席の出来上がりだった。


「昔はもうすこし木が低かったからもっとよかったんだけど、でも、それでも悪くないでしょ?」

「……そうだな。なにより――」


 ゲンキが、左隣に座るユウの手を、そっと握る。

 振り向いたユウの大きな瞳、その瞳に映る星の一つ一つが見えるほどに、ユウの吐息を唇で感じられるほどに、顔を近づける。


「……ユウを独り占めしてる気分になれる」

「ゲン――ん……」




 二人並んで座りながら、次から次へと揚がる花火を眺めていた。


 ユウはずっと、ゲンキの腕を胸に抱いていた。

 浴衣になったせいだろうか、ゲンキの腕に押し付けられる柔らかな感触が、一層生々しく感じられる。

 思わずゲンキがそちらを見下ろすと、浴衣の隙間から、そのまぶしいばかりに白い肌がゲンキの目を貫いた。


 思わず目をそらすゲンキに、ユウがいたずらっぽく問いかける。


「そう言えば、ゲンキって、おっきいおっぱいが好きだったよね?」

「そ、それは前の話で――」

「前? じゃあ、今は?」


 畳みかけてくるユウに、ゲンキはしどろもどろになる。

 おかしい、ユウを相手にしてるだけなのに、どうしてこんなに防戦一方なんだ――ゲンキは、荒ぶる胸の内、その乱れる鼓動がどうにも制御できない。


「……今は、お前が一番だ、ユウ」


 ちらりと、あの保健室で見た、白くなまめかしい背中が、わずかに見えた控えめな乳房が、フラッシュバックする。

 ――ごめんユウ、俺、今、嘘ついた。


「ねえ、ゲンキ」


 ユウが、さらにいたずらっぽく続けた。


「前ね? ゲンキ、保健室に連れて行ってくれたこと、あったでしょ?」


 ひときわ大きな花火の音、その衝撃と共に、ゲンキは心臓が口から飛び出す思いだった。ユウに、あの瞬間を思い浮かべていたことを見透かされた――そう感じて衝撃が走る。

 だがそんなものは衝撃のうちに入らないことを、ゲンキは直後に思い知らされた。


「あのあと、ゲンキ、一度戻ってきて、ボクの裸、見たでしょ?」


 ちろりと舌を見せ、小さく首を傾けてみせたユウ。

 知ってるんだよ? そう言われた気がして、ゲンキは顔から火が出る思いになった。

 けれどすぐに、もっともっと、重大なことを言われたことに気がついた。


 ――ボクの裸。

 ユウボクの、裸!?


「……え? ええっ!? あ、あのハダカ、ゆ、ユウだったのか!?」

「あ、やっぱりあのときのぞいてたの、ゲンキだったんだ」


 語るに落ちるとはまさにこのこと、ゲンキは自分から、のぞいたのは自分だと白状してしまったことになる。ゲンキは頭を抱えそうになった。だが、ユウはそんなゲンキに対して、嬉しそうに微笑んだ。


「よかった……。見たのが、ボクのことを好きでいてくれるゲンキで」


 そうして、改めてゲンキの腕を抱え込む。


「ずっと気になってたんだ。もしゲンキだったら、ボクのことを知って、めんどくさいやつだって思うんじゃないかって。でもゲンキ、ボクの裸を見ても、ボクのこと、めんどうだって思わなかったんだね。うれしいよ」


 めんどくさいどころではない。

 いったい何度、夜のおかずとして、ユウとイメージを重ね合わせてお世話になったことか!


「……はは、なんだ。俺、ずっとユウで抜いてたのかよ」

抜いてた・・・・?」

「…………!?」


 そしてゲンキは戦慄する。

 ずっと、ずっとゲンキは、ユウに対して、いままでずっと――


 コンドームの装着練習、

 コンニャクやTE〇GAによる公開マスターベーション、

 足の匂い――


「うわああああああッ!?」


 少々行き過ぎだったかもしれないが、同性・・のトモダチだからと流してきた、数々の行為。

 それが、一気に、逆転する――!!


「お、俺、ユウの前で、いったい、なにをしてきたっていったら――」

「ナニって、ふふ……」


 ユウは、懐をぴらりとすこし、めくってみせる。

 その白い胸元がゲンキの目に眩しく飛び込んできて、ゲンキは慌てて視線をそらした。


「ボクと一緒に、生きてきたんだよ?」

「お、お前なぁ! じゃ、じゃあユウは、そう分かった上で、今まで――」

「うん。ていうか、ボク、自分で自分のこと、オトコノコだなんて一度も言ったことないよ? まあ、オンナノコって言ったこともないけど」

「うわああああああああっ!!」


 今度こそ頭を抱えて叫ぶゲンキ。


「お、俺、俺、今までユウの前で、なんにも知らずに……!!」

「でも、今日、ボクのこと、あらためて理解してくれたでしょ?」

「そ、そうだけど! そうだけどだな!?」

「ごめんね? でも、オンナノコのことをめんどくさいって言うゲンキに、どうしても、言えなかったんだ。――大好きな人に、嫌われたくなかったから」


 すこし寂しそうに目を伏せたユウに、ゲンキはハッとする。

 ユウは、ずっと自分のことを好いてくれていた。

 トモダチとして、ソラタと共に過ごしながら。


 決してゲンキを欺いていたわけじゃない。言わなかっただけだし、ゲンキが勝手に勘違いしてきただけなのだ。

 ――ただ、男装をしているというだけで。


「……それとも、いまのボクより、オトコノコとの恋の方が、魅力的だった?」

「ばっ――!」


 目を伏せたユウを、ゲンキは抱きすくめる。

 勢い余って、ユウを押し倒すようにして。


「ユウ、何度も言うけどな! 俺は、ユウがユウだから好きになったんだ!」

「……ふふ、わかってるよ? ゲンキ、ボクもゲンキが好き。ずっと、ずっと。今までも、そしてこれからも」


 ユウの目尻に、水晶のつぶが浮かぶ。

 ユウが、そっと、目を閉じた。


「ボクらは、みんな、誰かを好きになるんだよね――ボクは、ゲンキのことを好きになって、ほんとうによかった。ボクのことを、ボクとして認めてくれるゲンキのことを好きになれて」

「俺だって、ユウを好きになれてよかった。オトコとか、オンナとか、そんなの関係なしに。本当に好きになれた相手が、ユウでよかった」


 ゲンキも、そっと目を閉じる。


 ひときわ大きな花火が連続で空を彩る中で、両のてのひらを、それぞれ合わせるように結びながら、二つの影が一つに重なった。




 帰り道、ゲンキとユウは、浴衣のまま歩いていた。

 本当は今日中に返すと洗濯の必要もないしレンタル料も500円で済むのだが、やはり余韻を楽しみたかった。


「ゲンキ、あのまま、最後までシてもよかったのに」

「ば、バカヤロ! 俺、そんなつもりなかったから、その……もってきてないんだからさ!」

「コンドーム?」

「せっかく濁したのに、直接言うなよ!」

「前に二人で練習したんだから、大丈夫だよ?」

「二人って、お前、見てただけじゃねえか!」

「学校では練習したもん。あれは試験管みたいなものだったけど、ゲンキの形はもう知ってるから、だいじょうぶ」

「大丈夫じゃねえよ!」

「コンビニあるよ? 買ってく? こんどはつぶつぶ付きとか」

「やめろって! お前そんなキャラだったか!?」

「だって、もう、ボク、ゲンキの恋人だもん」


 いたずらっぽく舌を出してみせるユウ。からかわれていたのだと悟り、ゲンキは憮然とする。


「でもね? シてくれなかったことで、かえってゲンキがボクを大事に想ってくれてるのが分かって、うれしかった」

「……当たり前だろ。大事だからこそ、その場に流されてたまるか」

「ゲンキって、ほんとに頑固な人だね。ゲンキはお母さん似なのかな?」


 くすくすと笑ったユウは、ゲンキの腕を取った。


「ねえ、ゲンキ? 今から、ゲンキの家に寄っていい?」

「おいおい、もう八時半をとっくに回ってるって」

「だって、昼間はボク、オトコノコの恰好してたでしょ? この浴衣、ゲンキのお父さんやお母さんに見せてあげたいんだ」


 恋をするって、二人で済む問題じゃないんだよ? ――そう言って、ユウはゲンキの腕にからめた手に、力を込める。


「ボク、頑張ったもん。ゲンキに全部、伝えたもん。ボクがボクらしくあるために。だから、それを見せたいんだ」

「……そう、か。うん、そうだよな……」

「また明日からいつものボクだけど、でもゲンキが喜んでくれるなら、たまには女装もいいかな?」

「女装ってか、お前は……」


 言いかけて、やめた。


「――いや、ユウは、ユウだよな」

「うん? ボクは、ボクだよ?」




 ゲンキは空を見上げた。

 街の中で見られる星は、それほど多くない。

 しかし、燦然と輝く星々の間で、たとえ目に見えなくとも、光り輝く星々は確かに存在する。


 たとえ誰にでも見えるような輝きをもっていなくても、その輝き方が他と違っていたとしても、ひとつひとつ、それぞれに光り輝いている。


 ひとも同じだ――ゲンキはそう思った。

 まだ芽の出ぬ自分だが、その自分を信じて努力を積み重ねる自分。

 男装、少年のようなしゃべり方に自分らしさを見出し、それを貫いてきたユウ。


 そう、ひとは、みんな、自分らしさを発揮しようと、懸命に生きている。

 誰かに、その背中を支え、押してもらいながら。


「来るか、俺んちに」

「……ほんとう? いいの?」

「ユウが言い出したんだろ?」


 苦笑するゲンキ。

 ユウは視線を落としつつ、ゲンキの腕を抱きしめた。


「……ゲンキのお父さん、お母さん、びっくりするかな?」

「おふくろは驚かない気がする。あのひとは、そういう次元を超越してる気がするから」

「そんなことないよ、ゲンキのために一生懸命なんだよ」

「毎日おんなじ手抜き弁当なのにか?」

「ゲンキが要求しないからだよ、言えばきっと変わるよ?」


 ユウが微笑む。


「だって、みんな、一生懸命なんだから。大好きなひとのためなら、なおさら」

「好きなひとのために、か」

「大好きなひとのため、ね?」


 いかにも旧世代の専業主婦として働く、自分の母親。

 古臭い価値観だと思ったこともある。

 しかしそれが、母が選んだ「母らしさ」なのだ、母の選んだ生き方なのだ――今になって、ゲンキはやっとそう気づいた。

 誰もが、自分らしく、生きようとしているのだと。


「だったら、ユウを見て驚くなんて、やっぱりあり得ねえな」

「どうして?」

「おふくろがおふくろらしく生きるなら、ユウだってユウらしく生きてる。オトコが、オンナが、じゃない。みんな、自分らしさを大事にして、生きている――誰かに支えられて、生きていくんだよな」


 ゲンキの言葉に、ユウはゲンキを見上げて、満面の笑みを浮かべた。


「そうだよ? 大好きな人に支えてもらいながら、ボクらはみんな、生きてイクんだよ!」


 ユウの言葉に、ゲンキはユウを抱きしめた。

 一瞬身をよじったユウだが、すぐにゲンキの胸に顔をうずめ、背中に腕を回す。


 ――ああ、ボクらは、みんな、自分らしさを求めて、共に生きていく。




  ――完――

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