第2話

城に入った後,姿戻さねぇと.


「コウ!タカ!すぐに来い!!!」


何もない空間から現れる.


「我が主,お呼びでしょうか.」

コウが言う.

「只今参りました.」

タカが言う.


「気分が悪い!」


「いつもの事でございましょう.」

とコウが言う.

「我が君は,いつもに増してどうされたのだろう.」

とタカも言う.


う~ん,迷いの森に行った事は事実なのだが,

どう伝えたらいいんだ?

むやみに城の外へ出るなと口うるさい奴らに.


イライラしていると,コウもタカも自然とさがった.


「おい!さがれとは言ってない!」


「はっ!」

コウもタカも姿を見せた.


イライラ…ウロウロ…

「もう良い.さがれ!」


「かしこまりました.」

「承知しました.」

各々言って姿と共に気配が消えた.




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