人数を増やしたい

 本シナリオは、プレイヤー3人までなら伊達をPC2、桜田支部長をPC3に差し替えることで受け入れ可能である。

 藤井をPC4に差し替えることで、4人までならどうにか受け入れられるが、敵戦力に大きく手を加える必要が出てくる。一応方針を示すが、シーン割りにおいても4人目の存在は想定していないので、プレイヤー4人以上での使用は非推奨であることを断っておく。


●オープニングフェイズ

 最初のマスターシーンはPC2とPC4のシーンになる。PC4がクラウン相手に苦戦しているところへPC2が間に合ったという演出に変更する。PC4がいない場合は、伊達をPC2に差し替えるだけで良い。


 PC3のオープニングは、FHの動向について調査するシーンになる。〈情報:UGN〉で難易度9の判定を要求し、成功したらオーヴァード連続殺傷事件とマスカレードの情報(ミドル1で桜田支部長からPC1に渡す情報)をPC3に渡す。

 失敗した場合、侵蝕率を上げて繰り返す。


●ミドルフェイズ

 ミドル1はPC全員で集まって情報を交換するシーンになる。ミドル2は省略する。


 ミドル3の敵戦力は、ラウンド開始時にクロウを1体ずつ補充する(行動はさせなくて良いだろう)。PC3が支援型なら敵戦力の増強は必要無い。アタッカーなら、ウィザードに《生命増強》(R1:329)を1レベル加えると良いだろう。

 PC4がいる場合は、上記の処理に加えて、ウィザードを2体に増やす。


 ミドル4は鳴海を探すチームと、仮面を分析するチームに手分けしてもらう。

 仮面の分析は〈情報:UGN〉で難易度12とし、成功するまで侵蝕率を上げながら繰り返す。成功したらミドル5の2の情報を入手する。

 鳴海を探すチームが判定に失敗した場合、分析チームに〈情報:UGN〉で難易度9の判定を要求する。成功したらミドル5の1、3、4の情報を入手する。


 鳴海を探すチームが成功している場合は、そのままクライマックスフェイズで現地合流とし、鳴海を探すチームが失敗している場合は、ミドル6にPC全員登場とする。


●クライマックスフェイズ

 PC3が支援型なら敵戦力の増強は必要無い。

 アタッカーの場合は、マスカレードに《生命増強》を1レベル加える。さらに、クラウンに《生命増強》を1レベル、《加速する刻》(R1:328)を6レベル、《イオノクラフト》(R1:110)を6レベル加え、これらを用いて、PC3への攻撃に回す。

 PC4がいる場合は、上記の処理に加えて、ソルジャーを2体増やし、これでPC4のHPを削る。

 ダイスロールの回数がやたら増えてしまうので、ソルジャーの命中判定の達成値は30固定として処理することをオススメする。このことは予めプレイヤーに告知しておく。


●PCには以下の設定がつく。

○PC2:UGNチルドレン。鳴海向日葵、PC1と付き合いの長い友人。

○PC3:UGN支部長。

○PC4:UGNエージェント。


●PC2用ハンドアウト

ロイス:PC4 推奨感情:信頼/恐怖

推奨クイックスタート:閃光の双弾

推奨コンストラクション:射撃型

推奨カヴァー/ワークス:高校生/UGNチルドレン

 君はUGNの施設で育てられたUGNチルドレンだ。君は現在、オーヴァード連続殺傷事件を追っている。君が所属する支部のエージェントやイリーガルばかりが狙われ、既に4人が殺されている。

 次の犠牲者が出る前に止めなければと焦る君は、その夜、不穏な打撃音を聞いた。間に合ってくれと祈りながら、君は駆け出した。


●PC3用ハンドアウト

ロイス:オーヴァード連続殺傷事件の犯人 推奨感情:執着/不安

推奨クイックスタート:深緑の使徒(要ワークス改変)

推奨コンストラクション:【社会】に強い型

推奨カヴァー/ワークス:なし/UGN支部長

 君はUGNの支部を1つ任されている支部長だ。君は現在、オーヴァード連続殺傷事件に悩まされている。

 君が預かっている支部のエージェントやイリーガルばかりが狙われ、既に4人が殺されているが、未だに犯人像すら掴めておらず、完全に後手に回ってしまっているのだ。

 こんな強力なオーヴァードが、一体これまで、どこに潜んでいたのだ?


●PC4用ハンドアウト

ロイス:オーヴァード連続殺傷事件の犯人 推奨感情:遺志/不安

推奨クイックスタート:なし

推奨コンストラクション:白兵型キュマイラ/ハヌマーン

推奨カヴァー/ワークス:なし/UGNエージェント

 君はUGNのエージェントだ。

 オーヴァード連続殺傷事件は、君がエージェントとして経験してきた中でも、かなり異常な事件だ。君が強さを認めていた仲間たちが、既に4人も犠牲になっているのである。

 夜闇の中、仲間のためにも自分が解決してやるという思いと、自分がどこまで戦えるのかという不安が胸の中で渦巻いている。

 その時、君の背後で足がすくむほどの殺気が膨れ上がった。

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