クライマックスフェイズ

■クライマックス

GM:ついにクライマックスです。登場侵蝕率のダイスロールをどうぞ。


 1D10=1 登の侵蝕率:79→80


登:あまりにも美しい1。


GM:完璧な調整ですね。では描写に入ります。

 現在、登と伊達は、マスカレードが待ち受ける、廃ビル群近くにある青い屋根の倉庫に向かっているところです。


登:(待ってろ、鳴海! 今助けに行くぞ!)というモノローグが入る。


GM:倉庫へと急ぐ道すがら、伊達は仮面についての調査結果を教えてくれます。


伊達:「マスカレードのあの仮面は、レネゲイドの力を利用して作られたものだ。被せた対象と融合する機能と、オルクスのエフェクトを強化する機能を持っているらしい。それで鳴海を操っているんだ」


登:「なるほどな。二度と使えないようにしてやる」


GM:そして、登と伊達はついに青い屋根の廃倉庫に辿り着きました。


登:デカイ扉を、ふすまみたいにスパァンと開ける。「来てやったぞ、マスカレードッ!」


GM:登が倉庫に踏み込むと、ガランとした空間にマスカレードとクラウンだけでなく、銃を構えた甲冑の兵士達と、狼を一回り大きくしたような犬が整列しています。


マスカレ:「ようこそUGN。どうだ、壮観だろう? 俺の軍団は。ここまで大きくするのは実に大変だった。冥土の土産だ。ゆっくり眺めろ」


登:「冥土に行くのはお前の方だ。手ぶらでな」


GM:マスカレードは笑ったようにも、怒りと憎しみで引きつったようにも見える顔をします。


マスカレ「では、今すぐに死んでもらうとしよう。貴様らは我が精鋭と、貴様らの友の手によって葬られるのだ」


GM:難易度9で衝動判定をお願いします。


 3D10(C値10)=5、0、7

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値10)=1

  クリティカル:0 出目:1


 達成値:11


登:厳しいと思ったらクリティカルしたよ。


GM:激しい怒りの中でも己を見失わない主人公の鑑。侵蝕率のダイスロールをどうぞ。


 2D10=10+5=15 登の侵蝕率:80→95


登:こっちは高い!? いや、でも悪くないな。先制攻撃には《リザレクト》できて、マイナーアクションでエフェクトを使えば侵蝕率100%ボーナスが入る。


GM:素晴らしい調整ですね。それではラウンド進行に移行します。エンゲージの配置は、このようになっています。


【エンゲージ】

(伊達、登)―4m―(ソルジャー2体) ―4m― (クラウン、マスカレ、ディフェンダー)


GM:ラウンド1、セットアッププロセスの行動はありませんね。では、イニシアチブプロセス、マスカレードの行動からです。

 《アドヴァイス》、《要の陣形》、《導きの華》で、ソルジャー2体とクラウンに次の判定のC値-1、ダイス+5、達成値+4のボーナスを付与します。


マスカレード:「さあ、踊れぇッ!」


GM:続いて、伊達の行動です。彼は甲冑の兵士の中に飛び込んで行きます。


伊達:「甲冑野郎は俺が押さえておく! お前はマスカレードを叩け!」


GM:銃弾の雨が甲冑の兵士を一山粉砕します。


【エンゲージ】

(伊達、登)―4m―(ソルジャー) ―4m― (クラウン、マスカレ、ディフェンダー)


登:「任せろ!」とは言うが、登の行動は最後尾なのでは?


GM:いいえ、他の1手目は待機なので、登からです。


登:待機ってのも怖いな。だがやってやろうじゃないか。マイナーアクション、《剛身獣化》、《破壊の爪》、《ハンティングスタイル》でマスカレードのエンゲージに入るぞ。


 登の侵蝕率:95→105


登:さあ100%ボーナスが入って、マスカレードに《コンセントレイト》、《獣の力》だ。怪獣の咆哮と共に、鉤爪が襲いかかるぞ。


GM:そういえばコンボ名は無いんですか?


登:怪獣のやる事に名前は必要無いかなって。


GM:なるほど、判定をどうぞ。


 11D10(C値7)=3、8、0、3、1、0、9、9、2、4、4

  クリティカル:5 出目:10


 5D10(C値7)=2、6、6、4、1

  クリティカル:0 出目:6


 達成値:16+〈白兵〉4=20


登:うっ、低い。


GM:とはいえご主人さまを殴らせるわけにはいきません。巨大な犬、ディフェンダーがカバーリングに入ります。ダメージロールをどうぞ。


 3D10+22=4+4+4+21=33


GM:巨大でも犬は犬。一撃止めるのが精一杯でした。


【エンゲージ】

(伊達、ソルジャー) ―4m― (登、クラウン、マスカレ)


 登の侵蝕率:105→109


GM:ではここからはクラウンのターンです。クシャッと潰れたディフェンダーの影から、クラウンの衣装の煌めきが飛び出します。


登:さあ来い!


GM:《コンセントレイト》、《アームズリンク》、《雷光撃》、《MAXボルテージ》、《さらなる波》、《電光石火》、《吼え猛る爪》を組み合わせ、《アドヴァイス》の分を加えて――


登:あっ、これは死ぬやつ。


 19D10(C値6)=4、4、8、1、0、9、3、1、0、3、4、9、9、1、5、0、9、7、4

  クリティカル:9 出目:10


 9D10(C値6)=6、7、7、8、5、8、9、1、8

  クリティカル:7 出目:10


 7D10(C値6)=1、4、6、1、5、0、2

  クリティカル:2 出目:10


 2D10(C値6)=8、1

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値6)=1

  クリティカル:0 出目:1


 達成値:41+〈白兵〉4+【導きの華】4=49


GM:リアクションをどうぞ。


登:やるだけ回避だ! ドッジロール!


 11D10(C値10)=2、5、5、8、0、1、9、2、2、6、8

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値10)=8

  クリティカル:0 出目:8


 達成値:18


登:無理でーす。


 5D10+25=2+5+1+6+1+25=40


GM:40ダメージ、装甲無視です。


 登のHP:14→0


登:ぐはぁ! まずは弟のタイタスを昇華して復活!


 【ロイス】5 【タイタス】1 【昇華済み】1


 登のHP:0→【肉体】8+10=18


GM:怪獣の剛身をも打ち抜くクラウンの神速の拳。しかし怪獣のタフネスも並ではない。《電光石火》の反動を適用します。


 1D10=2


 クラウンのHP:36→34


GM:クラウンは2ダメージを受けました。


登:そういうタイムリミットもあるんかい!


GM:あります。ラウンド2、セットアッププロセスの行動はありませんね。では、イニシアチブプロセス、マスカレードの行動からです。

 《アドヴァイス》、《要の陣形》、《導きの華》で、ソルジャーとクラウンに次の判定のC値-1、ダイス+5、達成値+4のボーナスを付与します。


マスカレ:「まだだぁ!」


GM:続いて、伊達の行動です。彼は宣言通り、甲冑の兵士を完全に抑え込んでいます。リズムを刻む銃声が「こっちのことは気にするな」と言っているかのようです。


登:期待に応えなくっちゃな。


GM:そして、今回待機はありません。クラウンの行動です。傷ついた登に畳み掛けるように、光の帯を残して襲いかかります。コンボの組み合わせは前回と同じです。


登:来ぉい!


 19D10(C値6)=0、1、3、0、4、1、2、9、5、2、4、4、3、0、5、3、10、7、3

  クリティカル:6 出目:10


 6D10(C値6)=3、2、7、3、1、0

  クリティカル:2 出目:10


 2D10(C値6)=6、8

  クリティカル:2 出目:10


 2D10(C値6)=2、9

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値6)=0

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値6)=6

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値6)=6

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値6)=0

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値6)=1

  クリティカル:0 出目:1


 達成値:81+〈白兵〉4+【導きの華】4=89


登:待って、ダイス1個でどんだけクリティカル出すの。


GM:ダブルクロスあるあるですね。リアクションをどうぞ。


登:達成値89にリアクションて……だがやってみよう! ドッジロール!


 11D10(C値10)=2、5、2、4、5、3、2、1、0、4、2

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値10)=9

  クリティカル:0 出目:9


登:そりゃまぁ、そうだよね。


 9D10+25=9+9+8+2+6+7+7+2+2+25=77


GM:77ダメージ、装甲無視です。


 登のHP:18→0


登:こんなもん食らって藤井さんよく生きてたな。


GM:確かに確かに。


登:鳴海のタイタスを昇華して復活。


 【ロイス】5 【タイタス】0 【昇華済み】2


 登のHP:0→【肉体】8+10=18


登:拳の風圧と破壊力でそこら中にボタボタッと体液が飛び散るんだが、それでも立ち続けている。


GM:怪獣の凄惨な立ち姿に、マスカレードの頬が引きつります。これまで、クラウンの拳を受けて倒れぬオーヴァードはいなかった。


登:「ガオオオォォォォォン!」


GM:《電光石火》の反動を適用します。


 1D10=10


 クラウンのHP:34→24


登:10はマズい。


GM:お待たせしました。登の行動です。


登:よし! 今度こそマスカレードに《コンセントレイト》、《獣の力》だ。


 11D10(C値7)=9、5、5、0、3、7、7、1、1、9、0

  クリティカル:6 出目:10


 6D10(C値7)=5、5、9、0、8、9

  クリティカル:4 出目:10


 4D10(C値7)=2、9、4、6

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値7)=4

  クリティカル:0 出目:4


 達成値:34+〈白兵〉4=38


GM:ドッジを試みます。


 5D10(C値10)=8、8、8、5、6


GM:失敗。ダメージロールどうぞ。


 4D10+22=3+9+10+4+22=48


登:装甲有効48ダメージ、くらえマスカレード! 血まみれの鉤爪を振り下ろす! 叩き潰されるか切り裂かれるか選ぶが良い!


GM:怪獣の鉤爪はものの見事にマスカレードを切り裂きました。しかし、その瞳が憎悪にいっそう輝きます。


 登の侵蝕率:109→113


登:む?


GM:HPが0になったので《ラストアクション》を使用します。《ナーブジャック》をクラウンへ、〈意志〉での対決となりますが、クラウンはリアクションを放棄しますので、ファンブルしないかの確認のみ行います(コロコロ)1以外の目が出たので《ナーブジャック》の効果が適用されます。


登:おいおいおいおい。


マスカレ:「こんな、こんなところでええぇぇぇぇ! やれっクラウン! 殺せぇッ!」


GM:《ナーブジャック》の制限により、前回のコンボから《MAXボルテージ》を外し、2度目のメインプロセスなので《アドヴァイス》等の補正を抜いて、さぁダイスロール。


 15D10(C値7)=0、3、8、5、0、0、1、3、5、3、6、0、2、0、8

  クリティカル:7 出目:10


 7D10(C値7)=5、7、7、5、9、5、5

  クリティカル:3 出目:10


 3D10(C値7)=0、2、4

  クリティカル:1 出目:10


 1D10(C値7)=2

  クリティカル:0 出目:2


 達成値:32+〈白兵〉4=36


GM:リアクションをどうぞ。


登:……そうだな、演出的に今回はガードする。ダメージロールどうぞ。


 4D10+15=4+8+10+1+15=37


GM:37ダメージ、装甲無視です。


 登のHP:18→0


登:《ラストアクション》ってことは、これでマスカレードは死んで、ラウンド進行も終了するよね?


GM:まぁそうですね。マスカレードは死に、目的が達成されたので、ラウンド進行も終了します。


登:ありがとう。それじゃあ倒れても良いわけだが、演出的に、死に行くマスカレードのロイスをタイタスにして復活する。


 【ロイス】4 【タイタス】0 【昇華済み】3


 登のHP:0→【肉体】8+10=18


GM:《電光石火》の反動を適用します。


 1D10=5


 クラウンのHP:24→19


登:これでラウンド進行終了ってことだから、1つ演出良い?


GM:どうぞ。


登:それじゃあ、クラウンの拳をあえて受け止めて、それでガシッと抱きしめる。


GM:それがマスカレードが見る最後の光景になりました。


マスカレ:「お、俺は、また負けるのかっ……」


GM:マスカレードが倒れ、クラウンの仮面がポロリと落ちます。鳴海はそのまま、登の腕の中で気絶してしまいます。


登:「鳴海? おい、大丈夫か!?」


GM:そこへ伊達も駆け寄ってきます。


伊達:「派手にエフェクトを使っていたからな。その反動だろう。すぐに救護を呼ぶ」


GM:シーンを終了し、バックトラックに移行します。


■バックトラック

登:侵蝕率113%、残存ロイス4、これは素振りで余裕だな。


GM:フラグが立ったところで、ダイスロールをどうぞ。


登:4D10で14以上なんて余裕余裕。


 登の侵蝕率:113-4D10=113-4-8-8-3=90


登:イェー!


GM:おめでとうございます。バックトラック成功です。それではクライマックスフェイズを終了し、エンディングフェイズに移行します。

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