エンディングフェイズ

■エンディング

GM:デフォルト設定では、一段落した支部で桜田支部長から状況の説明を受けるシーンになっておりますが、何か希望はありますか?


登:特には、いや、シーンの最初に、電話でアン姉ちゃんに一報入れたい。


GM:ああ、良いですね。では、電話が終わったところに支部長が来る感じで、描写を開始しましょう。

 支部は相変わらず薄暗いですが、ひとまず事件が解決して、不穏な暗さから、静かな暗さに変わっています。


登:そこで登は長椅子とかに座って電話をかけている。「ああ、アン姉ちゃん? うん、姉ちゃんのおかげで、なんとかなったよ。明日にでも挨拶に行くから、支払いもその時で良いかな」

 って言うと、祝勝会の用意をしておくから関係者一同で来いと言ってくれるわけです。「サンキュー、アン姉ちゃん。楽しみにしてる」それで電話を切る。


GM:では、電話が終わったところへ、桜田支部長がやってきます。


桜田:「ああ、大戸島君、ここでしたか。鳴海向日葵さんの事ですが……消耗は激しいものの、命に別状はありません。今はよく眠っています」


登:ホッとする。「良かった」


桜田:「ええ、ですが、マスカレードに操られていた頃の事が、かなりショックだったようです。しばらく、専門チームのメンタルケアを受ける事になると思います」


登:「そうですか……」まぁ操られていたとはいえ、4人も手にかけてるもんな。


桜田:「最後に、彼女から大戸島君に言伝を預かっています。助けてくれてありがとう。それと……」


GM:支部長は言うか言うまいか少し迷ってから、登と目を合わせます。


桜田:「君ならきっと力になってくれたのに、信じることができなくてごめんなさい、と」


登:一周してオーヴァードだって黙ってた登に刺さる奴じゃん!


GM:シナリオによると、ダブルクロス裏切り者のタイトル回収ポイントだそうです。


登:タイトル回収なら仕方ない。仕方ないのか? 苦笑いして「それはお互い様だろうが」って言って、支部長も祝勝会に誘う。鳴海は来られるかな。


GM:明日の事でしたっけ? 明日では少し、難しいかもしれませんね。


登:それじゃあ、アン姉ちゃんと相談して、鳴海が出られる日に予定をずらそう。「支部長、伝言板にしてすみませんが、お前の快気祝いをするから、そこで仲直りしようって伝えてくれませんか」


桜田:「構いませんよ」


登:じゃあ、登が背を向けて歩きだしたところで、エンドロールが始まるということで。


GM:シーンを終了し、エンディングフェイズ、メインプレイを終了します。


■アフタープレイ

●ダメージの消去

登のHP:37/37

財産ポイント:3/3


●アイテムの回復

無し


●常備化されていないアイテムの消去

無し


●ロイスの整理

【ロイス】

幼馴染:アン姉ちゃん 感情:【慕情】/不安

好敵手:黒崎剛道くろさき・たけみち 感情:懐旧/【憤懣】

友人:鳴海向日葵なるみ・ひまわり 感情:応援/【不安】


●経験点の配布

セッションに最後まで参加した 1点

シナリオの目的を達成した(オーヴァード連続殺傷事件の解決) 5点

シナリオの目的を達成した(鳴海向日葵の救出:HP1以上) 5点

最終侵蝕率90% 5点

よいロールプレイをした 1点

他のプレイヤーを助けるような発言や行動を行った 1点

セッションの進行を助けた 1点

場所の手配、提供、連絡や参加者のスケジュール調整などを行った 1点

合計:20点


●侵蝕率のリセット

登の侵蝕率:35%

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ダブルクロス The 3rd Edition プレイヤー1人用シナリオ『Clown of Thorns』 稲生葵 @Inou-Aoi

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