クライマックスフェイズ

 ミドル4から直接クライマックスフェイズに移行した場合、廃倉庫に向かう道すがら、伊達から次の情報を受け取る。


●クラウンの仮面

 あの仮面はレネゲイドの力を利用して作られており、被った人間と融合する機能と、オルクスのエフェクトを強化する機能を持っている。


■クライマックス

 廃ビル群近くの廃倉庫。ガランとした空間にマスカレードとクラウンだけでなく、銃を構えた甲冑の兵士達と、狼を一回り大きくしたような犬が整列している。

 PCが中に入ると扉が勝手に閉まり退路を断つ。


(ミドル4から来た)

マスカレ「ようこそUGN。どうだ、壮観だろう? 俺の軍団は。ここまで大きくするのは実に大変だった。冥土の土産だ。ゆっくり眺めろ」


マスカレ「では、そろそろ死んでもらうとしよう。貴様らは我が精鋭と、貴様らの友の手によって葬られるのだ」


 難易度9で衝動判定を行って、戦闘を開始する。


(ミドル6から来た)

マスカレ「早かったなあUGN。だが一足遅かった。どうだ、壮観だろう? 俺の軍団は。ここまで大きくするのは実に大変だった。冥土の土産だ。ゆっくり眺めろ」


マスカレ「では、そろそろ死んでもらうとしよう。貴様らは我が精鋭と、貴様らの友の手によって葬られるのだ」


 難易度9で衝動判定を行って、戦闘を開始する。


 データは下記の通り。

●クラウン

クロスブリード:ブラックドッグ/ハヌマーン

【肉体】7【感覚】2【精神】2【社会】1

〈白兵〉4 〈回避〉1 〈知覚〉1 〈RC〉2 〈情報:噂話〉1

HP:36 行動値:6 侵蝕率:100%

装甲値:1(強化服)

【エフェクト】(侵蝕率ボーナス適用済み)

《コンセントレイト:ハヌマーン》3(R1:169)

《アームズリンク》2(R1:110)

《球電の盾》5(R1:111)

《雷光撃》5(R1:112)

《MAXボルテージ》3(R1:113)

《さらなる波》5(R1:135)

《電光石火》2(R1:136)

《吼え猛る爪》5(R1:136)

▽戦闘プラン

 PC1狙いで全て組み合わせて攻撃。攻撃を受けたら《球電の盾》を使ってガード。

 マスカレードの《ナーブジャック》を受けての行動では《MAXボルテージ》をコンボに組めない事に注意する。


●マスカレード

クロスブリード:ノイマン/オルクス

【肉体】1【感覚】5【精神】8【社会】5

〈意志〉5 〈RC〉5

HP:30 行動値:18 侵蝕率:150%

装甲値:0

【エフェクト】(侵蝕率ボーナス適用済み)

《コンセントレイト:オルクス》3(R1:169)

《アドヴァイス》5(R1:146)

《戦術》5(R1:147)

《ラストアクション》1(R1:149)

《要の陣形》3(R1:152)

《導きの華》2(R1:154)

《ナーブジャック》1(R1:155)

▽戦闘プラン

 基本はソルジャー、ガード、クラウンを支援するのみだが、PC1の侵蝕率に余裕がありすぎる(衝動判定を行っても80%に到達しないような)場合は《ナーブジャック》でクラウンを操って攻撃させる。

 倒れたら《ラストアクション》からクラウンへ《ナーブジャック》を使用する。既にクラウンがいなかったら、悪あがきらしく、エフェクトを使用せずに素手でPCに殴りかかる。


●ソルジャー

ピュアブリード:モルフェウス 分類:トループ

【肉体】5【感覚】5【精神】2【社会】2

〈回避〉3 〈射撃〉4

HP:20 行動値:12 侵蝕率:100%

装甲値:10(甲冑)行動値修正済み

武器:ハンドレッドガンズ ジュラルミンシールド

【エフェクト】(侵蝕率ボーナス適用済み)

《コンセントレイト:モルフェウス》3(R1:169)

《カスタマイズ》3(R1:140)

《ハンドレッドガンズ》6(R1:142)

《ペネトレイト》1(R1:142)

《レインフォース》3(R1:142)

《イベイジョン》1(R1:328)

▽戦闘プラン

 こいつらの相手をするのは伊達の役目なので、基本的に判定を行うことはない。

 PC1が伊達のセリフ(後述)をガン無視して、ソルジャーに襲いかかってきた場合のみPC1の相手をし、そうでない場合はエキストラとして処理してしまう。

 回避の達成値は19で固定。


●ディフェンダー

ピュアブリード:キュマイラ 分類:トループ

【肉体】6【感覚】1【感覚】1【社会】2

〈白兵〉4

HP:20 行動値:3 侵蝕率:100%

装甲値:0

【エフェクト】(侵蝕率ボーナス適用済み)

《軍神の守り》1(R1:122)

《魔獣の咆哮》2(R1:124)

《献身の盾》1(R1:328)

▽戦闘プラン

 肉壁として利用するので、絶対にマスカレードの側を離れてはならない。攻撃は行わない。

 万一、プレイヤーが行動値の仕様を利用して、ディフェンダーの行動放棄を狙ってきた場合は、《軍神の守り》を使ってカバーリングを行う。


●配置と戦闘開始、それから

 4mにソルジャー2、8mにクラウン1、マスカレ1、ディフェンダー1。

 ディフェンダーを排除し、マスカレードを一撃で落としてもらうこと、その間に3回くらい殴られてもらうことを狙いとしている。

 1ラウンド目の頭に伊達のセリフを入れる。


伊達「甲冑野郎は俺に任せろ! お前はマスカレードを叩け!」


 行動は伊達からなので、まず伊達が連射を浴びせてソルジャーを1体撃破する。伊達とソルジャーの判定は行わずに、描写のみで処理する。


●勝った


マスカレ「お、俺は、また負けるのかっ……」


 マスカレードが倒れると、クラウンの仮面がポロリと落ちる。

 鳴海はがくりと膝を折って気絶する。


伊達「派手にエフェクトを使っていたからな。その反動だろう」


 バックトラックを行い、エンディングへ移行する。

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