90話 【初めての】ゲーム【彼岸零】1
【初めての】ゲーム【彼岸零】
・初めてゴクリッ
・ゲーム、が初めてな
・なんのゲームかな?
――準備中――
・待機
・待機であります
・待機
「諸君集まってくれてありがとう。昨日はすまなかったな」
・体調不良なら仕方ないよ
・体調不良は誰でもなること
・おやすみ大事!
「そうだな、魔術禁止令を出されてしまって身体強化魔術が使えなかったから身体にかかる負荷量をオーバーしてしまったのだろう。今後は身体を休める日を作るとする故安心したまえ」
・魔術禁止令?
・休み大事!
・休め彼岸!
「魔術禁止令って言うのは輝夜おねーちゃんが私に「常識を教えるのに魔術を使っておったら教えるモノも体感できんじゃろ」って言って輝夜おねーちゃんがOKをだすまで魔術を使ってはいけなくなってしまった禁止令のことだな」
・まぁ初配信で天空城作っちゃう規格外のPONだし
・禁止するのも仕方ないよねえ
・うん、仕方ない
「まぁそんなわけで脳や身体に負担のかからないゲームというのをやっていこうと思う」
・なんのゲームやるの?
・マインなクラフト?
・FPSとか?
「今回はマインなクラフトをやる。聞いた限りでは資材を集めて道具を作りまた資材を集めるゲームだと聞いた」
・まぁそうではあるかな
・建築!建築するゲームだから!
・ドラゴン倒すゲームだよ!
「建築?ドラゴン?まぁそれも追々覚えていこう」
・いつもの覇気がない
・ほんとに体調悪いのか
・零ちゃん元気ないならやすも?
「大丈夫だ。問題ない」
・それダメなヤツ
・大丈夫って言う時はダメなときの合図
・マインなクラフトなら、大丈夫なのかな?
「それではログイン、っと。ここは草原か」
・まずは木探しに行こ
・周り一面草原だぁ
・これが大草原か!
「まずは木を探せば良いのだな。ん?くらくなったな。これが夜か、まぁ木を探すとしよう」
・あっ、寝ないと
・でもベッドがないと
・幸い他にログインしてる人はいないから……
「なにっ!?やられた、だと。この私がやられた、だと。」
・あっ、矢で射られてる
・いられたね
・何も装備してないから、まぁ仕方ないかな
「許しはしないぞ。地の果てまで追いかけ私を射殺したその腕を引きちぎって砕き豚のえさにしてくれる!」
・怒ってる
・怒っておりますな
・リスポーンからのそして時は朝を迎える
「見つけたぞ!ってなぜ消える!私がこの手で貴様に引導をくれてやると言っているのになぜ消えていくのだ!ポリゴンになることを許した覚えはないぞ!」
・日に弱いから
・草原だし延命しないよな
・装備ないとまたやられますよ
「………木を探しに行く」
・急に冷静にならんでもろて
・急だったな
・直進かと思ってアクセルふんだら目の前に壁があった感覚だわ
「木は、どこにはえているんだ。また夜が来てしまうぞ」
・木に出会えない零ちゃん
・そういえば零ちゃんってファンアートとか見てる?
・エゴサしてる?
「ん、なんだ?ファンアートとエゴサか?輝夜おねーちゃんとしてるぞ。気に入ったファンアートがあったらお互いに見せ合ったりしてるな」
・いきなりてぇてぇを持ってこないでください!
・うっ、砂糖が。口から砂糖が精製されてる
・誰か!誰かブラックコーヒーをくれ!
「あとエゴサは一緒に確認してるな。諸君らの声を聞くのも我々の仕事だからな」
・一緒にっすか
・てぇてぇ
・尊死
「最近はなぜか輝夜おねーちゃんが私を膝に乗っけて見ることになっているな」
・てぇてぇ
・てぇてぇ
・てぇてぇ
「あっ、またリスポーンだ」
・あっ
・あっ
・スケルトン君さぁ
「………ゆるさん」
・ヒュッ
・ヒュッ
・ヒッ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます