82話 【雑談】晩酌しながら雑談【月夜輝夜/彼岸零】2

  


 少し大きめの包みを手に取る

 ずっしりとした重さがあり輝夜おねーちゃんが肩眉を上げている


「ほぉ、それを手にとたか。よきよき」


・この反応は…

・輝夜様のだな

・いったい何をプレゼントにあげたんだ


 包みをはがし中身を見る

 中には“日記帳”がはいっていた


「それは3年間日記帳って言うモノじゃ。同じ日が3つの欄に分かれておるじゃろ、一番上に初年、次の年は次欄その次は最後の欄に書くのじゃ」


「輝夜おねーちゃんはなぜこれを選んだんだ」


「そうじゃな、理由か。零が変化を望んでいるからじゃの」


「変化?」


「あぁ、変化じゃ」


「変化を望んでいたのか私は」


「お主の口からそう言っておったのじゃぞ」


「そうだったのか。記憶力と言うモノを実感したよ」


・記憶力を実感した?

・変化とはなんぞ

・同居=てぇてぇ無限大


「もともと私は記憶力が高かったんだ、それこそ生まれる前から自我があるくらいにはだがあの日を境にからっきしになってしまったんだ。魔力で補うこともできないこともないが効率が悪いからおこなっていないし前までの劣化でしかないからな変わらないとすら思えてしまうんだ」


「んん゛!わたしからはまぁいつも思っておるが気にかけてくれてありがとう、そして単勝日おめでとうなのじゃ」


「ありがとう、今日から忘れたくないことをびっしりと書くよ」


「う、うむ!」


・輝夜様が照れてらっしゃる

・みて照れてらっしゃるわよ

・あらそうね照れていらしゃるわね


「ほ、ほれ、次じゃ!」


 次に手に取ったのは軽くて小さな袋だ


「それはアカネからじゃな」


「ハンカチだな」


「何々、拝啓零へ 誕生日おめでとう、私が君の保護者もとい教育者の座を狙っているのはまだ変わらないのです!またご飯一緒に行きましょうです! 敬具」


 ハンカチはシルクでできていて肌触りが良いなずっとさわっていたいと思えるな

 次の包装をてにとる


「それはネムじゃな」


「枕だな」


 包装の上からでも分かるこれは枕だ


「お誕、生日……おや、す、みなの~」


「お、おやすみ」


・ネムちゃんもう少しがんばろうぜ

・我が道を行くネムちゃん

・ネムちゃんの睡眠への行動力とそれ以外の行動力の差よ


「ほれ次じゃ、次で最後みたいなもんじゃきあいいれていくぞよ」


・ん?

・大将とアリスちゃんが残ってるんじゃ

・まさか大将誕生日のこと忘れてたとか…


「それはアリスからの贈り物じゃ。ほっとアイマスクです使ってください零さんお誕生日おめでとうございます。お体にはお気をつけて」


・良い子やぁ

・アリスちゃん良い子だな

・皆良い子だけど気遣いできてるなぁ


「それで、最後に残ってしもうたがどないするかのぉ」


「開ける」


「あいわかった、何が飛び出してきても大丈夫なようにかまえておく。ほれ開けて良いぞ」


 箱は大きく外見では特質することはない、だが何があるか分からないそれが金色力だ。

 

「近所の石セットおげるぞ!誕生日おめでとうなんだぞ」


・大将……

・石セットって!しかも近所の

・たいしょー!


「あー、皆ありがとう。君たちの思いしかと受け止めた」


「そうじゃな、温かいモノが多かったのぉ」


・・・・・・・・・


 100話行ったら少しおやすみにするね!


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