78話 4番と彼岸零の考察
4番の報告にあった森の中の村の情報がそろってきた
村の異変が騒ぎになってきたのは3年前から
異変というのは村の人間おもに子供がきえたというものだ。
最初は子供を眠らせるために歌った子守歌だったそれが現実で起きるようになった。そして子供が数人消えた、村に残っていた子供が子供の親に聞いた「どうして大人は連れてかれないの?」その夜にその親は消えた。それから大人も消えるようになった
こんなモノだろう。元々はロシアの子守歌だったらしく4番の故郷である森の中で語られるようなモノではなかった。まずもって距離が離れすぎている。現在のネット環境下ならそれを知ることも可能だろう、だがその村に飛ばした鷹はネット環境下ではない事を見ている電線もない森だ村の中をくまなく探させたが電子機器は見つけられなかった。そして次に上がってくるのはその村に干渉してくる人間の有無だ。これは未だ発見できていない今後も探させるがいない方向で考えよう。ならどうやってこの子守歌が広まったのか、分からない。私が現地に向かって探っても良いのだが彼の地は4番が戦った戦場そして4番が死した場所つまりクトゥルフに連なるモノが存在している可能性があるのだ。今まで撃退を成功した事はなかった私が初めての成功例というモノだであるのならばそこにいてもおかしくないのだ。ならば身長に事を進めなければいけない。4番の時の戦いは森を迷宮化され物資の補給ができなかったがため死したと聞いている。迷宮を作ったのは先の大戦の相手―――が作りその中に4番の相手『アイホート』がいたという。
「4番お前は1度見てきたのだろう、迷宮はありそうだったか?」
虚に向かってたずねる
虚は姿を現して答える
「分からなかったス、自分も探しはしたんすけどなにぶん魔力が足りそうになくて深追いはやめておきましたっす」
「そうか。魔術人形からの情報でなにか気づけることはあるか?」
「ないっすね、だからこそ怪しいとも思うっすけど。アイツは自分から動くことのできないヤツっす。これは絶対なので何者かが動かしたのだとするならなぜ抑止力は我々の次のモノを用意しなかったのかって話になるんすよ。おかしいんす、第三勢力の介入なのかはたまた自分らが知らない間に別の抑止力の使者がいたのか。わかんないっすね」
「そうだな、別の強い魔力反応があった場合1番が気が付くはずだし。第三勢力が働いているのなら私たちがつくられた理由が分からない。我々は人類の驚異を排除するためにつくられた擬似的に神造化された存在だ人間として生まれるはずの器に魂を細工して生まれる故に神造となったそれがいらないのなら第三勢力に任せておけば良いとおもわれるな」
第三勢力が我々を作った抑止力に観測されていないのかはたまた別の抑止力『ガイア』の使者なのか。分からないな
「まぁ早急にそれを解決しなければならないって分けではなさそうなんで、1番2番3番さん方とコンタクトをとる方に注力をさいた方が良いかと」
「1番ならなにか分かることもあるかもだしな」
「それっす。1番さんがいたら何かしらのアクシデントがあってもすぐに安全地帯に逃げれるんでそのほうがいいっす」
話が長くなり冷めてしまった緑茶を口に含む
「話は変わるが4番、私の友達の中から素質のある者はいたか?」
ここで言う素質は魔術に関する素質のことだ。魔術師が増えることは嬉しいことだ、できることの幅が増えるからな。我々にとっても良いことがある、それは……魔術研究の手伝いを頼むことができるやもしれないという点だ。我々に今生の知り合いはいなかった。だから研究は我々のみでおこなっていたがそれも今はできないほど衰弱している。ならば人数を増やして見ればどうだろうかと思ったのだ
「そうっすね、いました!あの子っす。えーといつも眠そうにしてた子っす」
「ネムか?」
「名前は聞いていないんでわかんないんすけど魔力量は鍛えれば良いんで良いんすけど魔力の質が自分よりでしたっす結構純度が高かったっす」
「育ててみるか?」
「良いんすか!」
「本人次第だな」
「お願いするっす!」
普段感情をあらわにしない4番がこんなにも感情を大にしてお願いをしてくる
「分かった掛け合ってみよう」
「うっす」
・・・・・・・・・
作者「どもっす」
彼岸零「コメントよろしく。っていってるらしい」
作者「どもっす」
彼岸零「読んでくれておりがとう。といってるらしい」
作者「どもっす」
彼岸零「次回も読んでね。といっている」
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