77話 【雑配信】現代魔術の講義【境界0期生彼岸零】

  


【雑配信】現代魔術の講義【境界0期生彼岸零】


・今日はどんな配信になるだろう?

・魔術講義枠とは?

・初見です


 ―――準備中―――


・そろそろ

・カタッターで配信カタートされた!

・待機


「諸君私だ、彼岸零だ。今日は魔術講義をおこなう席につきたまえ」


・スッ

・ガシャン

・ドッシャーン


「諸君落ち着きまえ。講義は後からでも聞ける、ゆっくりできる時に聞けば良い」


・零先生やさしい

・カワボなのにイケメンだぁぁ

・気さくな人やぁ


「それでは講義を始める、まずはじめに今回はなす内容を説明しよう。今回は「現代魔術」に関して話す」


・せんせー現代魔術ってなーに?

・現代魔術ってのはあれだろ現代な魔術だろう?

・現代な魔術ってなんぞぉ?


「コメントでも流れているが現代魔術とはその現代に使われる魔術のことだ。つまり現代魔術は時代によって変わる」


・ほへー

・現代魔術は時代によって変わるメモメモ

・せんせーが使うのは現代魔術?


「ふむ、良い質問が来たね。私が使っている魔術は現代魔術かどうか?か、回答としてはそうであってそうで無いだ。というのも私が使っている魔術はオリジナルが8割くらいで残りが現代魔術といったところだな」


・魔術って作れるの!

・どんなのつかうの?

・8割はオリジナルメモメモ


「私が使う魔術の内容が知りたいのか。そうだな、オリジナルのほとんどが古代魔術を使いやすくしたモノで、現代魔術に関しては見よう見まねで使えるようにしたモノだ。例えばそうだな、身体強化の魔術なんかはオリジナルとあわせて使ってたりするな」


・併用できるんすね!

・せんせー身体強化ってどんなモノですか?

・古代魔術にも身体強化魔術はあったのかな


「現代の身体強化魔術って言うのは身体を頑丈にしたりするのを目的としている。身体をつくる組織を強化して壊れにくくすることで人が普段セーブしている力を最大限に活用することが可能となったりする。今のが現代魔術でしていることだな。なら古代魔術ではどのような魔術を込めていたか、そうだなあててみてごらんなさい」


・んー、現代魔術とにてる感じ?

・一時的強化とか?

・身体強化でしょ?んー、抵抗力を無くすとか?

・ゲームみたいに考えるなら普段の攻撃力の倍とかにするとか?

・分からーん

・これはほんとに先生だな


「ふむふむ、なかなか良い線いっているモノがあるな。」


・な、なにー!

・なんだってー

・でも良い線ってだけでしょ?


「では正解発表をしよう。古代魔術による身体強化魔術とは―――瞬間火力を上げるための付与魔術であった。」


・瞬間火力!

・ロマンかな?

・戦いとかだと駆け引きが見れるのかな?


「そうだな、活用方法としては戦闘や移動はたまた日常生でも多様に使われていた」


・移動でも使うんだ思いもよらなかった

・日常でも使っていたんですか!?

・古代って言っても何年くらい前の話なの?


「移動でも使っていた。と聞いている、短距離…といっても5キロはあるだろうそれを走るときに脚を強化していたとか。長距離を走るときの爆発的なスタートダッシュにも使われていたらしい。日常生活では重い荷物を運ぶ際や木材を運ぶ時、砂岩を運ぶときなどに使われていたらしい」


・むかしから魔術がすごいんだって分かった

・でもなんで現代魔術師はそれを使わないの?

・↑それ思った


「この身体強化魔術は約2000年前に使われていた魔術だ。そしてなぜこの魔術が廃れたかその理由は至って簡単。燃費が悪かった。からだ」


・あー、それなら仕方ない

・どのくらい燃費が悪かったんです?

・せんせー今はにた魔術ないんですかー?


「そうだな、燃費の悪さはそうだなぁ。身体強化魔術を一般魔術師が使おうとすると魔力がすっからかんになるくらいだな。それと今では瞬間火力は劣るが持続力と魔力消費が押さえられたモノが知られているな。まぁ現代魔術のなかに区分される血液を使った魔術いわゆる肉体強化魔術と言われるモノに当たるな」


・肉体魔術!

・改良されてるんだ

・発展してるんだ


「そうだな、魔術開発はいまも続いてるみたいだな。―――――ん、お姉ちゃんが呼んでる」


・お姉ちゃん?

・零ちゃんお姉ちゃんがいるの?

・新情報?


「輝夜お姉ちゃんが呼んでる。今日の配信はここまでとしよう、また次の機会にあおう」


・納得

・了承

・またね


・・・・・・・・・


彼岸零「現代魔術については大戦前に調べていた」


作者「そーだったんですね」

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