73話 旅行中に配信2

  


「―――それで零は私たちの呼び方を改めたんです!」


 アカネが配信前にしていた話を話す


・・・配信30分前・・・


 それは突然のことだった、輝夜が突拍子もなく聞いてきたのだ


「零、お主呼び名はどうしておるのじゃ?普段絡んでおらん連中も多いはずだこの機会に決めてはどうじゃ?」


 そう言われていままでの会話を振り返ってみると名前を呼んだことがなかったモノもいる指示語だけで話したりすることがタタあったと言うわけで呼び名を決めていく


「そうだな。この際に決めておくとするか」


 私の言葉をかわぎりに手が上がり出す


「はい!はい!オイラ師匠が良いぞ!」


「私はちゃん呼びが良いな」


「私もちゃん呼びが良いです!」


 ネムを除いた小さい組が勢いよく進言する


「師匠呼びは私に勝ってからではなかったのか?」


「はっ!そうだった(ガビーン)」


 それに続くようにして第二陣が挙手をする


「私はこがねさんとかかな?」


「私は好きな呼び名で良いわよ~」


 こがねさんとネルラさんが発言する

 紅鬼もおくれながらおずおずと手を上げるので目線を向ける


「わ、私もアリスさん達みたいにちゃん付けが良いな」


 少し俯きながら自身の要望を言う紅鬼ちゃん、これが保護欲をそそるというものか


「我は“お姉ちゃん”呼びを要求する」


 輝夜は堂々と声高にそういった

 アリスちゃんやアカネちゃんの時が止まった。


「そ、それはズルいです!後出しなんてズルです!」


「そうですよ、アカネさんの言うとおりです」


 ワーキャーと2人が騒ぎ出した

 そこへ最後の1人がくちをひらく


「ネムはネムおねーちゃんでいいの」


 はっ!と2人の顔がそろうも自身が先ほど言った呼び名も捨てがたいと迷っているようだ


「了承した、今後そのように呼ぶとする。力は力と呼ぶ」


 力は「うーあー」となにか心ここにあらずといった様子であった


・・・現在・・・


「―――といった感じで決まったんだったな」


・後出し有利なのは事実

・シャーない

・よんでみてー


「零、呼んでみてと子メンテで言われているです」


・wkwk

・dkdk

・るんるん


「呼ぶだけだろう?アカネちゃん、こがねさん、紅鬼ちゃん、ネムおねーちゃん。こんなモノだろうか?」


・最後のネムだけ破壊力が!

・あれはヤバい眠そうな声してても思考は誰よりもめぐらせてるんだな

・人はそれをずるがしこいという


「むふー、最後に勝つのはネムなの(どや)!」


・うーわ

・零ちゃん愛されてるねぇ

・ほほえま~


・・・・・・・・・


作者「覚えれません」


零「頑張れ」


おさらい

・鏡乃アリス :アリスちゃん リデルちゃん 

・森アカネ  :アカネちゃん

・カムパネルラ:ネルラ

・月夜輝夜  :お姉ちゃん

・音坂こがね :こがねさん

・紅鬼    :紅鬼ちゃん

・ネム    :ネムおねーちゃん

・金色力   :力


 

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