35話 買い物に行ったら出会ったっす!
配信を見ていると夜空が話しかけてくる
「零なにか感じたこと思ったことはあるかのぉ?」
他の配信者を見ようと言い出したのは夜空できっとそれには理由があるのだと思っていた、だからこそ客観的にそれを見つけ私と照らし合わせた
「そうだな、仲間との距離感や助けを求める事の重要性、危機感だろうか」
夜空は私を覗くように見ている
「よぉそこまで気がつけたのぉ、まぁ今見ていたアーカイブだけだとそれくらいが関の山と言ったところかの。しかし気がつけただけでも成長したというモノじゃなカッカッカ」
腕を組んでうなずく夜空
「わかったが心はうまく動かせないのが難点だな。機械人形のように命令に忠実に動かすことはできてもそれは私ではないと言われてしまうのだろうな」
「ほう、なぜそれに気が付いたのじゃ?」
「昔、心をなくして戦闘のために生きル事もできるのでは?と考えた事があったんだ。そのとき3番がなにも言っていないのに気づかれてダメと言われてしまったんだ。私たちのつながりは魂によるもので魂とは心につながる、だから魔術による人格形成は止められた。今回の話もこれにつながるところがある、それは私の人格をつくることによって一般常識を備えた私をつくってもそれは私では無いと思う者がいるからだな」
「うむ、少しずつ世の中になれていくが良い」
少し時間がたつと夜空が立ち上がり出かける準備をし出す
「どこかに行くのか?」
夜空がニヤニヤと笑みを浮かべ答える
「ちょっとした許可が下りたんでの、お主に必要な物を買おうかと思っての。ほれ行くぞ」
「よく分からないが出かけるのだな、分かった」
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夜空が呼んだのか私のマネージャーがエントランスにいたのでマネージャーの運転でショッピングモールにやってくた
「それじゃ行くとするかの。まずは服じゃのぉ」
3人でショッピングモール内を歩き次々と物品を購入していく。私の物になる物を購入しているらしい、代金を払っているのは夜空とマネージャーだ、どちらかが気に入った物があれば購入している
だいたい2時間が過ぎてようやく買い物が終わった。私は買い物中「どっちがいい?」と聞かれたときに直感で「こっち」としか言っていなかった
車に戻り帰路につく
買い物の中なぜか周りから視線が注がれていた、気にすることではないな
・・・・・・・・・(マージ視点)
いるっす!魔法使い様がいるっす!!!!!話しかけたいっすけど、同行者がいるんで場はわきまえるっす。あぁでも話しかけたいっすね
この前は結構離れた距離から見てたんすけど今回はそのご尊顔見れて自分感動っす!
美しすぎて固まってたら魔法使い様が移動しはじめたっす。追いかけなきゃ!
どうやら同行者2人は値段も見ないで購入している見たいっす、っち金持ちめ
魔法使い様は感情の上下があまりない方っすね
あっどうやら魔法使い様に話しかけようとしている無粋者がいるようです。懲らしめてやりますっす
魔術ってのはあんまり公の場で使っちゃダメなんすけど、魔法使い様のためならやってやりますっす
「地形変化」の魔術はこの現代でも使うことができるんすよ!幻との相性は最高なんす、無粋者だけを生き埋めにするため床を粘土化して空気を含ませるかのように無粋者を飲み込むこれで良し後は無粋者の幻影をつくって店から出すこれで証拠隠滅っす。アッもちろん隠蔽魔術は使ってるっすよ!
どうやら気づかれてしまったようっす、魔法使い様が自分を見てるっす
やっぱり自分の隠蔽魔術じゃ魔法使い様には気づかれてしまうっすね、精進しなきゃっす!
・・・・・・・・・
マージは零を見つけてから透明化してます。
それじゃ!おやすみ~
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