29話 ネム暴走からの撃沈
水●黄門を視聴していると夜空がなにも言わずに外に出て行った
程なくして帰ってくる。その後ろに枕をもった女性を連れて
「零こっち来てー、紹介するわぁこちらぁ茨木真白さんやぁ。2期生のネムってライバーでもあるんやわ」
配信は見たことがあるが絡んだことが無い、姿を見れば低身長の少女であり長い黒色の髪は肩に掛かり寝間着のような服を着ている。
「ネムなの、今日は彼岸零貴女に説教をしにきたの!」
茨城真白は開口一番にそう言ってくる
説教・・・?
私は説教されることをしてしまったのだろうか?
私がここ数日を振り返っていると茨城真白が言葉を続ける
「彼岸零!貴女は人生の全てを損しているの!今すぐに寝るといいの!睡眠こそ人類にとっての至高の時間なの、さぁはやく!」
? ? ?
枕を押しつけられよく分からず受け取ると寝室に押し込まれる
パチパチと瞬きをして今起きていることの整理をする、私は今枕を押しつけられ夜空と私の寝室に押された。うんよく分からん
「これこれ、なにをやっておるのじゃ。説明もせんと押し込んでお主はなにをしとるんじゃ!」
夜空がずいっと茨城真白に近づく
茨城真白も負けじとずいっと夜空に近づく
「彼岸零は睡眠を取ったことが無いって聞いたの!ならやることは決まっているの!ネムの枕で横になればすぐに寝れるの!だからきたの!」
茨城真白の持論を聞いた夜空が優しく話しかける
「お主の情報は遅いのぉ。零は眠ることを覚えたわい、我が保護者をしているのじゃ規則正しく育てて居る、心配なかれ」
「質問なの!睡眠時間をこたえるの!」
まだ闘争心は消えていない茨城真白
「我も零も6時間くらいやなぁ」
「それじゃ足りないの!全然足りていないの!せめてその倍は寝ないといけないの!輝夜も寝るの!」
輝夜の背中もおして寝室に入ってくる
「さぁ寝るの!ネムも寝るから寝るの!」
私と夜空を布団に入るのを見てから茨城真白も同じ布団に入ってくる
「スースー………」
茨城真白が眠ってしまう
私と夜空が顔を合わせ次の行動を決める
そっと布団から出て部屋を後にする
・
・
・
・・・・・・・・・(輝夜視点)
この状況をつくったのはおそらく零のマネージャーやなぁ、どないしよう
せやなぁ、まずは確認やなぁ
零に電話をかけさせればすぐに出てくれた
「もしもし零さん、サプライズのネムさんどうでした?」
確定やな、これはねだってもかまわんやろうなぁ
「我や、爆弾送り込んでくるとはおもわなんだわ」
「あっ、輝夜さんでしたかどうですネムさんよくやってくれてますか?」
こやつあまり考えずにおくりこんできたな
「ネムなら1人で寝かせて居る、それにしてもこんないたずらを仕掛けてくるとはのぉ。わび間って居るぞ」
通話を切ってやる
「零、午後の予定少し変えてもええか?」
零に聞いてみる
「かまわないよ。見る限り自主的に起きるのは3時間後以降だろうし」
零がスッと目を細め寝室を見ている、きっと魔術的な何かで見たのだろう
「魔術とは便利なのじゃな」
「まぁあれば便利ではあるな。何個か枷があるがまぁ気にするようなモノではないしな」
「枷とな?」
「魔術を行使する際に触媒が必要だったり、成長限界とかいろいろだな」
いろいろの言葉が少し沈んでいた。いったいこの12歳の少女にどれほどの知識と感情の沈みがあるのだろうか
「零、我はソナタの側にいるでの。頼ってくれてもよいからの」
それだけ伝え執筆に集中する
零もヘッドホンをつけ読書を開始しはじめた
・・・・・・・・・
ネム暴走からの撃沈!
配信は楽しい、誰かと話すのも楽しい、コメントされると嬉しいし評価されると嬉しい単純な作者です。
そのうち登場させたいキャラクターができてしまった!(他事務所)
V界でのママ(娘を認知しない)と(行動がお母さんな男をママと呼ぶ)娘
それじゃおやすみ!
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