20話 マネージャーは考えた!
今回はマネージャー視点からスタート!
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マネージャー視点
彼岸零さんは私が見つけました。
冬の暗い夜に前を見ているのか分からない足取りでどこかに行く訳では無いのだろうと思い声をかけました。
きっと私があの時声をかけなければこのことはなしをする機会はずっとこないのだろうと思うと声をかけないといけない気がして
声を聞いた瞬間この子は輝くと思いました。声がいいのはもちろん何か心に影があってだけど信念があるそんなふうに見えました
なんとか契約を結ぶことができて雑談を交えると自分語りをしてくれました。
大切な存在が死んでしまったこと。
魔術師であること、魔術で赤い猫の置きものを目の前で造られたので信じました。その後押しつけられたのですが
それから住む場所が無いこと、会社が所有している部屋に住んでもらっています
そんなところでしょうか。あっそういえば保護者はいないそうです
だからでしょうか、その話を聞いてからか無性に保護欲が働くんです
零さんにはなにかフェロモンでもでているのでしょうか?
・・・・・・・・・
思い立ったが吉日という言葉があります、私はその言葉を縦に後輩に無理を言い配信準備をさせます。
事務所のスタジオも無理矢理準備させ司会役のライバーも捕まえます(説明はしていない!)
そしてできあがったのが今回の突発「零ちゃん争奪戦争」です、今回は急でしたが次回からは綿密に計画を立てたいですね
おや?どうやらもう1人参戦者が現れたようです。
今回の目的は零さんを身近で支える人を見つけるというモノです
具体的には一般常識を学ぶために同居してもらうというモノです
参加者は零さんと同期となる鏡乃アリスさん、1期生の森アカネさんこの2人だったのですがどうやらもう1人保護欲をもってしまった者がいるようです
私はそれをすぐに察知し1期生のマネージャーに話しかけます
「マネ子さん、マネ子さん、ちょっといいですか(コソコソ)」
1期生のマネージャーをやっているマネ子(配信をしているため本名を避けています)さんは耳を私の方に向けます。続きをはなせと言うことでしょう
「じつは・・・・・なんですよどうです?」
「・・・・・・本人に確認してみましょうか」
そういえばマネ子さんや他のスタッフさんは零さんの魔術を見るの初めてだと思うのですが驚きの声も上げていないようですね。どうしてでしょうか?聞いてみますか
「マネ子さんは零さんの魔術見るの初めてですよね?驚かれないのですか?」
マネ子さんは首を横に振って答える
「この事務所で働いている人全員、魔術見たことがあるわよ」
え!驚きました。声には出していないですよ。
零さんは私がいないときに事務所に寄ったのでしょうか?
「赤い宝石みたいな猫いるでしょ?あの子夜になると動き出すのよ。なんなら鳴きだし足りもするわ」
ええ!見てみたい。今度見張ってみますか
「だからまぁ魔術自体はあるって知ってたし心構えをしていたかな。言うか突飛なことが起きるって、まぁ貴女が担当してるからすぐになにか起こすと思っていたわ。貴女が」
酷いそんなに言わなくてもいいのに(´・ω・`)ショボーン
配信が終わったようです。話しかけに行きますか
・・・・・・・・・
月夜輝夜視点
0期生のマネージャーが話しかけてきた
「輝夜さん、お疲れ様です。少し話したいことがあるのですがいいですか?」
すでに手首を掴まれておるから返事は待っていないのだろう
別室につれてかれる
「輝夜さん単刀直入に聞きます。零さんと一緒に暮らしてくれませんか!」
なんと!あの娘をわれと同居させようというのか
「我とか?なぜか聞いてもよいかそれによって返答を決めよう」
「輝夜さんが常識的な方だからですかね。零さんには一般常識がありません。そこで誰かと同居させ側で常識とは何かを教えるんです、それが一番てっとりばや((んん、よいかと思って。どうでしょうか?」
ふーむ、よく分からんがまぁ可愛いおなごが我の側で「おはよう」とか「おやすみ」とか言ってくるのはそそるのぉ。
「のぉ、質問いいかぇ?」
「はいなんでしょうか」
「教育に関しては我に一任するという事でええのか?」
「そうですね。」
「よし、その話乗ってやろう。大船に乗ったつもりで我に任せるが良い!」
細かいことを決め帰宅する。
ひろい部屋には我1人出迎えてくれる者がいないのは寂しいからの
「よし。まずは掃除じゃ!」
・・・・・・・・・
ということで彼岸零の教育係は月夜輝夜になりました
今回すごく書きやすかった
評価してくれると大喜びします。コメントすると走り回って喜びます!もう一度言います喜びます!
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それじゃおやすみー
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