21話 同居スタート

 


 突発コラボの翌日なれない行動をしていたせいか身体が重い


 食事をとり、睡眠をするこの2つが大きいと思っている


 私はしばらく意識のはっきりとしない状態で昨日を振り返っていた。


 ピロン


 機械音が部屋に小さく広がる


 微睡みの中メッセージを見てみるとマネージャーからの連絡だった


「零さんおはようございます。昨日はなしたと思うのですがお部屋のお引っ越しをしてもらいます。詳しい話は後ほど直接させていただきます。起きたら連絡下さい」


 と書いてある。ふむ、確かに昨日何か伝えられていたな。・・・言われたな


 たしか月夜輝夜の部屋に同居することが決まったのだったか


 配信後に呼び出されたあれだな


 とりあえず返信を返す


「おはよう」とだけ打って送る


 すぐに既読がつく


「向かいます」と返される


 雑用として配置していた血で造ったメイド型人形を玄関で待機させる


 服装を整え、血流を整える


 目が覚めるとはこういうことなんだな。


 感慨にふけっていると部屋のドアが開く


「零さん改めましておはようございます」


 メイドが扉を開けマネージャーが入ってくる


「おはよう、ずいぶんとはやかったな」


「車で待機してたんで!」


 どうやら駐車場にすでにいたようだ


「月夜さんからはいつでも来ていいと聞いてるので荷物の準備をしたいのですけどどれから運びましょうか?」


 聞けばマネージャー単身、大型の乗用車できたそうだ。理由を聞いたら昨日のメイドを見ていたからだそうだ。


「荷物は全部運ばせるから心配いらない」


 そう言って詠唱を無視した魔術を展開する


 漢といった肉体をもった3人の執事風の魔力で造った人工生命体(魔力)


※血液で造らなかったのは単純に使用方法が違うからである。

・血液人形 繊細な動きをできる反面長時間の力仕事が苦手 ・魔力人形 与える魔力によって筋肉量が変わる繊細な動きが苦手


 ベッドに荷物をのっけていくそれを2人に運ばせることにする、もう1人には魔力で造った簡素な鞄に配信機材などを持たせる


 最後に3人に隠蔽魔術をかけて完成


 窓からでればベッドも崩さなくてすむ、うん


 それを見ていたマネージャーは心ここにあらずの状態で一言「すごいですね」とこぼした


・・・・・・・・・


 車で10分程度移動した。その際魔力人形達は車と併走していた


 10階建ての防音部屋ありのマンションの5階に月夜輝夜は住んでいるらしい


 目当ての部屋を聞いてそこに3人に跳んでもらう。


 隠蔽魔術が中ったらどの場面をみても即警察域だろう


 私とマネージャーは月夜輝夜に連絡を取りセキュリティを解除してもらってマンション内に入る


 部屋の前についたら月夜輝夜が玄関を開けて待っていた


「おはようさん、朝からごくろうさんやなぁ・・・?」


 どうやら荷物を手で持ってきたと勘違いしたのだろう私たちの方を見て首をかしげている


「荷物はどないしたん」


 やはり勘違いをしているらしい


「もってこさせたよ、今はベランダにいるはずだ」


 そういうとまた首を傾ける


「ベランダ?ベランダに何がいるん?」


 といいながら中に入れてくれる


 ゆっくりとベランダに行く


「なんもおらへんよ?」


 私は隠蔽魔術をとく


「ほえ!筋肉質のThe執事がおる!」


 軽く驚いているようだ


「魔力人形だ、荷物は全部持たせてあるからあれを配置したら引っ越し完了だな」


「引っ越しでこんなに驚かされたのは初めてやわぁ」


「これ以上驚くことがあったら聞いてみたいですよ」


 マネージャーも隠蔽魔術が解く瞬間を見てそうかえしてくる


・・・・・・・・・


 配置も終わったので魔力人形を全てけす


「一瞬でいなくなるんやなぁ。ゆっくり消えてくかとおもっとたわぁ」


 魔術に驚きと発見をみいだす月夜輝夜に私はポツリとこぼす


「きっと4番がいたら気が合うんだろうな」


 私の言葉にマネージャーが反応する


「4番さんですか?」


「月夜輝夜先輩は考察と気づきをしていただろう。そういう行動を常日頃からやっているヤツが4番だ。私や他のヤツらの行動を深読みしすぎてから回ってるときもあったな」


 興味深そうに2人が聞いている


「隠蔽工作が得意で姿も消すからどこにいるのかも分からんヤツだった。一番の苦労人でもあったがな」


 そんな感じに少し思い出を振り返って簡単に説明をしてみた


「たしかに月夜さんは1期生の中では苦労人ポジですね(お酒が入っていないときは)」


「零のマネージャーさんや、言葉とは違ったモノを感じたわぁ。それと零も我のことは輝夜って言ってほしいわぁ、配信外では夜空ってよんでぇね」


「よろしく頼む、夜空」


 目を見て言うと少し赤面する夜空


「なんかぁ、正面向かって言われるとはずかしいのぉ。まぁよろしくぅ///」


・・・・・・・・


 同居編スタート(他のメンバー出さないのか!)


 他のメンバーもちゃんと書くよ。そのうち


 コメント待ってる。


 おやすみ~

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る