幕間の物語 過去の者

  


 告白文を考えるのに時間を下さい_(._.)_てか案下さい。


 今回は過去の抑止力達の話(過去とは言っていない)


・・・・・・・・・


 人類のために死んだものたちは後世を覗いていた


「いやー、また死んでしまったな。はっはっは」


 豪快に笑うのは黒い和服に身を包んだ凜とした女「2番」と呼ばれる者


「まぁ、今回はうまくいった方じゃないっすか?自分今回で2回目だったんでよく分かんねーすっけど」


 自然に紛れ消えてしまいそうな男「4番」


「0は生き残れたのね!またお茶会がしたいわね!ふふ」


 脳天気な事を言いながらされど目は笑っていない少女「3番」


「0番の能力が戻ればこちらもまたあちらに干渉できるでしょうね」


 給仕をしながら話に加わる「1番」


「1番さんでも0に精神干渉は無理なんすか?」


 4番は疑問を口にする


「無理ではないのですが、今は無理ですね。0番に負担がかかってしまいますそれこそまた次の抑止力の所に行くことになることもあるかと」


 遠回しに0が死んでしまうこともあると1番は言う


「ならまだ待った方がいいな。なに待つのは得意だ、いくらでも待とう」


「私が死んでから4番が生まれるまで120年くらいだっただったかしら?」


 2番に賛同するように3番が答える


「それであっけなく20年で死んだっすけどね」


 自嘲気味に4番が答える


「私なんて15年で死んだのよ、0番には抜いてもらわないとだわ」


「2番はさんはどうだったんすか?」


 4番が話を続けるために2番に聞く


「私か?覚えていないな」


 2番の言葉に1番が援護する


「2番はたしか27年で死にましたね。私は30で死にましたね」


 1番の言葉に他の者達が驚く


「え!もっと年取ってると思ってやした」


 4番の言葉に2番3番がうなずく


「精神的には900は行くとお思いますよ」


「その基準で行けば私は700くらいだな」


「私は315かしら」


「あっしは200っすね」


 しばらく間が続く、何を思ったのか2番が口を開く


「0が私たちの前に誕生してから時間の感覚が短く感じるな」


 悠久の時の中、思考をめぐらす者達。彼らは皆そう感じていた


 また沈黙が続く。普段は表情筋が動かない1番でさえ微笑んでいる


 今回の沈黙を破るのは4番だった


「ん?0さんが動いたっす」


 4番の回りにわらわらと集まりつづきをはなせと言いたいのだろう


「どうやらエンターテイナーにならないかって言われてるみたいっす。スカウトっすね」


 抑止力として呼ばれる者達は概念として働くために能力が与えられる、0番なら無尽蔵の魔力と天分(天から授けられた優れた才能)の記憶能力。4番には千里眼が与えられていた。

 千里眼・・・所持者により能力が異なるが4番の場合、現在起こっている事象(関わりのあったモノ)を見聞きすることができるというモノだ


「エンターテイナーとはなんだ?」


 2番は首をひねる


「芸人のことじゃないかしら」


「その中でもバーチャルユーチューバーというモノらしいっす」


 4番が補足をする


「聞いたことがないですね、最近できたモノでしょうか?」


 1番までも首をひねる


「私もわからないな」


「私も分からないわ。まぁしばらくは見てることしかできないんだし見守っていましょ、私たちの0を」


「そっすね」


・・・・・・・・・


 大戦から敗退した過去の抑止力達でした。(抑止力達は零のことが大好きです)


 0番=彼岸零です 


 執事っぽいの1番 和風の女性2番 貴族の少女3番 狩人4番 


 1番・・・索敵能力と空間を歪ませ生前すんでいた主無き館に転移できる


 2番・・・強化と狂化


 3番・・・言霊


 4番・・・千里眼


 0番・・・魔力と記憶能力


 1番2番0番は単体だと弱いので。逆に3番4番はそれ1つで当時の敵を倒せるかもしれないとされたから。


 0番は1番の能力と2番の能力を組み合わせて無理矢理魔力で抑止力達を受肉させました、現在は天分の記憶能力が機能していないです。今までの記憶はありますが今後は普通の記憶能力かも・・・。魔力だけは無尽蔵です。(o´▽`o)ニッコリ

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