第17話 零ちゃん争奪戦争 弐
「尺的にも早めに行こう、第2問」
【彼岸零の驚いた事?】
私に驚いたことか、そんなものないだろう
「これはあれかのぉ、スタッフはそこな少女に二人が驚いていることを前提として問題をつくっているということかのぉ」
・まぁ零ちゃんだから
・この言い方まさか輝夜様は零ちゃんの神髄を知らない?
・驚きとおりこして平常心を保っているのか?
「ほぉ、そこな少女には隠された何かがあるのかぇ?」
月夜輝夜先輩が私の方を興味深さそうに見てくる
私はそれに対して首をかしげる
「何もかくしてはいませんよ?」
・そ、そうだな
・きちんと言ってるもんね
・真実しか言っていないのでは
「ふむ、推理するにお主マジモンの魔術師か?」
真偽を疑う目であり期待の目だ、その隣にいる二人はなぜかドヤ顔をしている
「本当ですよ、ほら」
私はそう言いながら指を鳴らす。その音を境に視界が変わる、視界に広がるのは和を体現した城下
・・・・・・・・・月夜輝夜視点
まばゆい光が視界を支配し目を開ければ我は城下町に居った。
昔から夢に見ていた、歴史だけでしか知らない世界
活気と夢の時代、江戸
空はからっと晴れていてさっきまで夜であったのに今は太陽が昇っている
そこかしこに働いている町民がいる。
一瞬の間に私にVR器をつけたわけではないだろう、頭部に重みを感じていないし五感が働いているからそうなのだと思う。
我は立ち上がり町民の方に近寄る
「なんだいお嬢ちゃん、けったいな格好してどっかのお偉いさんかい?」
町民は笑いかけながらそう言ってきた
「・・・うむ!我はお偉いさんじゃ!だが今はただの何も知らぬ人間よ」
「そうかい、そうかい。お偉いさんだったか、ならこれ持って行きな。ほれっ」
投げられたのは簪だった
「あんたの髪になら似合いそうだからね持って行きな」
そう言って他の客の対応をし出す町人、ありがとう。
元の位置まで戻ると配信をそのまま続けている他のメンバーがいた
「すまんかったのぉ、少々はしゃぎすぎてしまったわぁ」
そう言うと森アカネが反応する
「大丈夫ですよー。皆で輝夜ちゃんの実況して楽しんでましたから」
・・・実況?
我は場違いな場所にある画面に飛びつくかのように見る
・輝夜さまの声も聞こえてたよ!
・可愛いところもあるんだね
・すっごい笑顔だったらしいね
・配信のことを忘れるほど嬉しかったんだろうな
・零ちゃんの魔術はすげー
「///うがーーーーーーー!!!!!」
我らしくもなく赤面してもうた。顔を隠したい
「それでは戻すとするか」
彼岸零はそう言いながら指を鳴らす。
光が周りを支配し、目を開くと先ほどまでいたスタジオだった。
ただ1つ違うモノがあるとすれば我の手に簪があるということだろうか
「魔術とはすごいものだのぉ」
感嘆の声が漏れてしまう
「先ほども説明したが今の現象は魔法に分類されるな、次元を曲げて過去と干渉させたそして周りの人間の認識を魔術で改変して騒ぎにならないようにしたんだ」
何を言って居るのかさっぱりだがこれだけは分かる
「魔術とはすごいんじゃのぉー」
・魔術すげーいただきました
・簡単に言ってるけど魔術自体使えないです
・魔術が本当に存在していると本気で思い始めた
・零ちゃんすげー
・魔術師(魔法も使える)
「あ、そういえば配信の趣旨がそれてしまったのぉ。第2問じゃったか?」
我がそう聞くと鏡乃アリスが咳払いをする
「その話はすでに終わっているぜ、ずいぶんと時間が合ったからな」
んんっ!口調がいつもと違う、いや性格も違うのか
「あぁ、この口調か?自己紹介がまだだったな私はアリスのもう一つの人格のリデルだ。零に認めてもらってから自分を出してもいいと思い始めたんだ。これからよろしくな」
なんだかギャップが激しい。theアリスが男勝りの少女のような性格をしている、これはあり何のだろうか。……ありだな
「うむ、よろしくたのむ」
・ほんとに町に夢中だったんだなさっき説明してくれてたけど
・アリス・リデル二人で一人
・アリスちゃんも抱えてたんだな
・個性のバーゲンセールか何かですか?私としては輝夜様の新しい一面が見れたのが1番よかった
・・・・・・・・・
今回はここまで、また明日?書く
ツイッターやってるけど絡み方が分からないから絡んできてほしい
すごく話変わるけど、作品書いてる友達に私の書き方はできないって言われた。
頭の中にキャラクターがいて勝手にストーリーが流れているからそれを書いてるだけなんだけど・・・おかしいのかな?皆こんな感じじゃないの?
過去の抑止力達の話が一番書きやすい。
輝夜さん動かしやすいわぁ。
後書き長くなった!おやすみ!
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