第14話 初めて食事をした
14話
湯気が上るうどんが私たちの前にやってくる
「おいしそうです!」
目をキラキラとさせる森アカネ先輩
「そろいましたし食べましょうか」
マネージャーも少し声のトーンが上がっていて上機嫌のようだ
備え付けられた割り箸をとって2人は食べ始める
「モグモグ。おいしぃです!」
手を頬に当てながら絶賛する森アカネ先輩
「モグモグ、モグモグ、ゴックン。零さん食べないんですか?」
マネージャーが話しかけてきた
私は手渡された割り箸を割ってすらいなかった
「あ、あぁすまない、これを割ればいいんだったな・・・」
バキッ
割り箸は歪な形に割れてしまう。
「モグモグ、よくあることです、気にしちゃいけませんよ」
森アカネ先輩は音に反応してこちらを見てそういった
私はその割り箸を使って見よう見まねでうどんをつかもうとするがうまく割り箸を持つことができない
それを見ていた森アカネ先輩は定員の方に向かって手を上げる
「すいませーん。フォークってありませんか?」
それを聞いた定員がすぐにフォークをもってくる
「はい、これだったら使いやすいと思うよ」
笑顔で渡されてしまう
「ありがとうございます」
自然と言葉が出てきた
フォークを受け取って再度うどんと戦闘を開始する
今度はうまく掬うことができた、これを口に入れるでいいんだよな
口まで運んで2人の筋肉の動きをトレースする、無理矢理身体を魔力で覆いその行動をまねする急に口内にうどんが入ってきて顎が動き喉を通るそして今まであまり負荷をかけられてこなかった胃に落ちる。
「んっ!ハフハフ。ハフイ(あつい)」
口内が熱い。お腹は温かいな
「フーフーしないと熱いよー」
「ゆっくりでいいんですよ」
森アカネ先輩とマネージャーにそう言われる
その後ゆっくりと口に入れ咀嚼をして飲み込むのを繰り返した。半分ほどしか食べられなくてマネージャーに譲った
「これが食事、か。知識でしか知らなかったからいい経験になった」
私がそう言うと森アカネ先輩は私の手を取っていう
「これから毎日三食食べること!食べてなかったら怒るからね!」
「毎日?そんなにも?」
「これは重傷ですね、誰かと一緒にクラさせないといけないレベルですね。割とまじめに」
森アカネ先輩は手をピンとあげる
「私、私が一緒に暮らします!面倒きちんと見ます!」
マネージャーが考え込みだす
「…実はですね今朝の配信中にメッセージでアリスさんからも同じように言われたんですよ」
マネージャーはウンウンと首をひねらせ迷っている
「アリスちゃん、グヌヌヌヌヌ・・・」
「いったん帰ってから決めましょうか」
そう言われ店を後にした
・・・・・・・・・
家について少しすると家具が到着する
家具のセットはマネージャーがやろうとしていたが私の魔術で人形を作り出してそれらにやらせた
家具が全てセットされたところで人形達は送還した
・・・・・・・・・
今回はお食事会。なにげに初のお食事なので箸すら持てない零ちゃんどうでしたか?
読み返して修正したくなったら修正するかもしれないです
作者「口調を覚えられないどうしよう!」
次回の題名(仮) 「零ちゃんの保護者決め大会!」
今回の反省 全ては睡魔が悪いんだ、私は悪くない!
コメントがもらいたい!(切実)
ツイッターやってるからフォローして。
読者とからみたい!
後書き長くなってごめんなさい。おやすみ~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます