元ネタ。作者の詩より。蒼い空の五線譜

星空を眺めた夜の一幕

誰もいない世界に

2人きりで待ち望んだこの夢

すれ違いに疎遠

接し方が分からなくなって

きょどって

方向性を見失いそうになった

現実が

幻想が

僕の心を飽和して今

駆けるんだ


空模様が変わって

満足のできない夜が続いて

不器用な僕らは

どうやって想いを

打ち明ければいいの?

散々泣いた夜にもう戻りたくないから

進むんだ

僕の未来へ


小さくできた星の欠片

蛍の光が鏡に反射して

輝きを放つ

錬成されたこの心を

溶かしたくて

叶えたくて

君に逢うんだ


創造が掻き立てられた

五線譜が

蒼い月を侵食する

暗闇に堕ちた恋心は

君に拾われて

共鳴したんだ


晴れ渡ったこの青空が

静かな夜空を夏を

君色に染めていくよ

誰にも邪魔されない

理解もさせない

2人が奏でた

静かな即興劇エチュード

終幕を告げた


鉄格子に咲く一輪の花

夢に見た形に似ていて

現に抜かれた怒号と

花束に籠った愛の詩は

悠々と

呑まれていってしまったみたいだ


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