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1:引きこもりの名無し

ここは異世界関係のスレです。荒らしは無視しましょう。

..

.


201:引きこもりの名無し

あれからまだ1週間経っていないと言う事実


202:引きこもりの名無し

アンジェリナさん死んじゃった…


203:引きこもりの名無し

しゃあない。こればっかりは俺らはどうにもできん


204:引きこもりの名無し

国は何してんの?


205:引きこもりの名無し

あのサイトの管理者とか探したり転移者たちの家族や遺族を保護してるらしい。


206:引きこもりの名無し

確かマスゴミが転移者の自宅に突ったのが原因だっけ?


207:引きこもりの名無し

マスゴミ…


208:引きこもりの名無し

あ、なんかサイト管理者に懸賞金ついたってよ


209:引きこもりの名無し

あーなんか財閥の娘が転移者だったんだっけ?


210:引きこもりの名無し

10億ってマジ?


211:引きこもりの名無し

いや、それでも安いだろ。異世界に送ることが出来るやつだぞ?


212:引きこもりの名無し

うーん。これは無理だろ


213:引きこもりの名無し

今の俺等に出来る事なんてないしな


…………

………

……




「それで?どうするんだ、日本は?」

ネイティブなアメリカ英語の声が個室に響く。

「ああいう異世界とかのファンタジー系はきみの国が専門分野性癖のはずだ。何かないのかね?」


『喫煙所』

彼らがいるのは地下1200Mに位置する少しの人数しか入れない会議場だ。

起源はヨーロッパのお貴族様達が道楽気分で特別な喫煙所として設立された。

そのおかげで今も水タバコや噛みタバコ、葉巻もある。


そして、そこには六の人影があった。


「我々としてもできる事は限られている。やった事で言えば転移者の家族の保護をした。」

日本国内閣総理大臣 葱一騎


「転移者達のパターンなどの解析はこちらでしてみたが意味はなかったよ。」

ロシア連邦大統領 アレクサンドル・ベスプーチン


「そういうプロファイリングや人種選別はそちらの国が得意ではないのかね?」

連合王国 内閣総理大臣  マーク・ウィリアム・ヘンウィック


「残念なことにFBI、CIAでも報告が挙げられていなくてな。」

アメリカ大統領 ピー・アンド・スティーブソン


「そんな人任せじゃなく、自分のおもちゃMI6に頼んでみたら?」

フランス共和国大統領 ジャンヌ・ド・メイテ


「それらについては私からお伝えしましょう。」

国際刑事警察機構 事務総長 サム・アラン・ディーン


部屋の扉前にはそれぞれの国、組織のトップクラスの護衛がいる。そんな緊張感の中、話は進んで行く。

杖を持った初老の男性が答えていく。

「まずはサイトから。あのサイトにはまずIPアドレスという概念が存在しないという我々の常識が通じないサイトだと再確認してください。使っている技術は不明であり、例の誰にでも読める数字、『カウントダウン』もその類だと考えてください。…そういえば中国の方は来られていないのですか?」

「旅客機が遅れていて明日来るってよ。」

「結論、我々に出来る事なんて調査する以外無いってわけか…」


本来ならこの場ではいつも腹の探り合いが起こるのだが、今日は違う。

何か、我々にとって理解の範疇を超えた事が起こった。

彼らはこう思ったのだ、「これは手を取り合うべき」だと。

だが、国家間同士の弄り合いぐらいならいつでも関係なくあったりする。


「デカい土地の所は宗教上の問題は大丈夫かね?」

「…ロシアの方で少し荒れたよ。そういうそっちは多種多様なマイペースが多い所のようだが意見が割れなかったのかい?」

「…暴動が少し、な」


こっちではいつも通りの二人の男女が傷口に塩を塗り合う。

「博愛精神で管理者に言ってあげたらどうだ?“私達はいかようにも従いますのでどうにかしてくださいって”」

「ハッ、博愛精神がどのようなものかすら理解出来ないとは。もしやメシだけでなく脳味噌まで産業革命に捧げたのか?あぁ、だからそちらにはよく労働者が行くのだな!」

こちらは塩どころじゃ無く傷口にタバスコでもかけあっているようだ。


「まぁまぁ、そこまでにして。対策を話していきませんか?」

そこで全員が葱に顔を向ける。そのうち一人が声を出す。

「では、日本はどうするというので?」

「」


ここでいきなりだが、ここはもともと貴族達が自分たちで作った場所でタバコがたくさん置いてある。

そして、タバコがあると言うことはお酒も用意しておいても不思議ではない。

アイデアが出ない、似たような職業の人達が集まっている、周りには嗜好品がたくさんある。

そして、ここではうるさく言う記者や民衆はいない。

つまり、まぁ、そう言う事である。


「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ嗚呼ああぁ〜なんだんだよ〜解散解散って。ふじゃけんなよ野党〜」


「それなぁ〜ほんとそれな〜w」


「糞!なんでアイツらあんなに逃げるのうめぇんだよぉ〜」


「…」


「私の酒が飲めないのかってぇ?“!メシマズぅ??」


「ちょ、かんb」


護衛達は、扉の向こうでは緊張感のある話し合いを切磋琢磨にしていると想像されながら、夜は進んでいく。











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