ロボ小説書くなら、一緒にプラモ作ろうぜ!

来賀 玲

ロボ小説書くなら、一緒にプラモ作ろう!




 やぁ諸君!来賀玲というロボ書きだヨ!

 初めましての人ははじめまして

 そうじゃない人は、作戦行動再開!行こうぜ戦友と言っておこう!


 昨今もちゃんとロボ小説が流行っているようで何よりだ!

 皆、ロボ小説は流行らないだのなんだのいうある種の圧力を打ち破るべくエッセイを書いていて、いよいよ我々ロボ勢の反撃の一転攻勢という感じで良いぞ!


 だからまずこのことに関して言うべきことは無し!


 だが!その前にひとつ聞きたい!!


 ────ロボ書きの皆さん、プラモって嗜まれてる?


 あ、いやね、私ね、ノベプラの方だと挿絵機能フル活用して、自作の主役機をプラモで再現した物をよく写真で写していますのよ。


 はっきり言って趣味だから真似しようとは言わないけど、やっぱり立体物があると文が書きやすい所ありますのよ?


 いやいや、いきなりプラモ改造はハードル高いとは言いますがね奥さん、やっぱり主役機ぐらいはヴィジュアル自分の中で確定させたいじゃないですか?


 絵師様に頼む、というのも手ですけど、頼むにしたってラフになるようなものは欲しいはず


 ま、そこでですね私は一応改造勢として、オススメのプラモシリーズを教えていきたいと思いますのよ


 独断と偏見で、3つだけ改造勢の私の考えを書かせていただきますわに。





・まずベースのプラモは何が良いか?


 これに関していえば、なんでも良いです。

 作りやすさ、値段、見た目のイメージの近さで選びましょう。


 ガンプラも良いですが、同じ値段帯でいえば同バンダイが誇る『30MINUTES MISSIONS』、


 通称『30MM』がおすすめです。


 改造、といっても難しくはないんです

 素体そのまま、武装を他のから取ってくるだけででも。

 難しい塗装なんて、やりたくなった時にやれば良いんです。

 サフ缶とか考えず、スプレー缶ドバーでも大丈夫

 いや、そんなことしなくたって、ガンダムマーカーでも充分。


 手を加えた瞬間、それはあなたの機体だ。


 失敗したって気にしない、失敗なんてあって当然。

 俺の機体が欲しい。私の作品の主役を見たい。

 そう思って改造する一歩さえ踏み出したらそれで良いのです。



・道具に金かけると楽



 プラモの周辺装置、いわゆるニッパーにヤスリにデザインナイフ。ドリル、ことピンバイスも必要か

 これら、プラモの敷居を上げる1番の要因。


 ぶっちゃけニッパー一つでもプラモは作れる。

 そこは気楽にニッパーで始めてもいい。


 ただ、デザインナイフがあれば、ちょっと綺麗に作れる。


 そして同じニッパーでも安いニッパーよりは、伝説の『アルティメットニッパー』があればものすごく綺麗に早く作れる。


 改造といえば、付けられないパーツを付けるのが定番だが、この時穴を開けたくなる場所が必ず出てくる。

 妥協してもいいが、勇気があるならピンバイスを買って穴を開けてみて欲しい。



 はっきり言って、昨今のプラモは大変優秀なので穴を開けたり削ったりは最小限でも良いのであり、



 もう一度言うが、


 ぶっちゃけニッパー一つでもプラモは作れる。

 そこは気楽にニッパーで始めてもいい。



 ただし、道具があればより自分の理想を形作ることができる。

 本当に自分の作品の主役機を作りたいなら、道具も揃えてみて欲しい。







・ガールズプラモは腕磨きに良い


 所で、フレームアームズ・ガール知ってます?

 壽屋から発売された、女の子を作れるプラモシリーズの一大ビッグネームですよー!


 そしてこれこそ、

 筆者の来賀こと私が、このシリーズでプラモデルの腕を磨いたといっても過言ではない存在なのです。



 パテの造形。いわゆる粘土細工のような技術。

 人によっては、プラボディな女の子の可愛い服の装飾を作るのにも使うこの技術。


 その基礎は、まず胸を盛ることによって培われます。


 ここで変態だと言ったやつ、まずは聞いてくれ。






 粘土でち◯ことウ◯コとオッパイ作ったことないやつが造形できるかッッッ!!!!





 お前らはFAガールの胸盛りをただの性癖の暴露の為だけだと思ってる!!!

 それも正解だ!!!!!私はオッパイスキー!!!

 だが!!!乳盛りはそんな甘い物じゃない!!!!


 ただパテで丸いもの押し付ければ良いという訳ではなく、鎖骨からのラインを考えて伸ばしたり、谷間の癒着も計算して二つの大きさを調整し、長さや形を調整して始めて出来るのがパテのオッパイだ。


 全ては固まるまでの短い時間。

 そしてそれで終わりでもない。


 固まった後はヤスリがけが始まる。

 大きな傷を荒いヤスリで消していき、徐々に細かいヤスリでヤスってヤスって、綺麗なおっぱいが出来上がる。


 まだ終わりじゃない。

 塗装が残っている。

 下地のサフはピンクがいい。

 それ以外だと肌色が汚くなってしまう。


 ここまでやって初めて理想の大体1/2ぐらいの出来のおっぱいが出来上がる。


 そして、ここまででドン引きしている皆に言うが、


 以上の技術はロボプラにも充分応用できる。


 女の子をガンプラと同じ素材で再現したものだ、フィギュアのような軟質素材と違い共通がより多い。


 何より、フレームアームズ・ガールは『メカ少女』だ。

 当然武装も作るし、武装を追加したい欲も出る。

 この武装作りもシンプルなようで奥深く簡単に迷い込む物であり、この道を抜けただけでもプラモの腕が格段に上がる。



 変態が多いガールズなプラモ界隈。

 しかし、その変態は同時に己が性癖で生み出したうちの子の造形力を磨く修羅道の変態。


 何より、ホットな場所は造形のアドバイスになるような部分も多く、モチベを保つために造形途中を載せる人間が大半なため参考にしやすい。


 本業が自分の主役機を作りたいだけならここまでする必要はないが、


 そのためだけに深なるプラモの腕を磨きたくば、ガルプラに手を出せというのは正解なのである。


 戻ってくれなくなる深淵だが、帰還者には絶大な造形力を与えてくれるので、飛び込んで見てほしい。








・最後に




 さて、長くなってしまった上に最後は熱くなりすぎてしまいましたわ……



 ここまで書いておいてあれですが、ロボ小説を書く上でまずプラモのスキルは要らないです。


 そんな物なくても名作を書いている化け物じみた方々はごまんといます。


 今も私の周りはそんな人だらけです。


 ただ、「架空の物を書くにしたって、リアリティが必要であり、リアリティとは自分の目と耳で体験した事から出すのが一番」とは誰かの名言。


 脳内にある漠然としたイメージから書けるのも才能ですが、手元にあるイメージの立体化物があるだけでもリアリティを増す文が書けそうな気がしませんか?


 何も、その造形を事細かに文に書く必要はないんです。

 ただその手元の立体物の造形を知っている上であえてディティールを書かないという選択肢を取れる方が、良い文が出来るかもしれない。


 もしかしたら私以上にこれを読んだロボ書きの皆さんの方が、立体物が手元にあった方がすごい物を書けるかもしれない。


 だからこそ、私は全ロボ書きに締切だの更新頻度だのを置いておいてこう言うのです。




 プラモ作ろうぜ!

 改造して自作の主役機作ってみようぜ!!




                終わり

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ロボ小説書くなら、一緒にプラモ作ろうぜ! 来賀 玲 @Gojulas_modoki

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