第1話

一日中働き詰めで今日も疲れた…。と麻菜は思いながら帰宅した。

扉を開けて、電気をつけたその時、どこかから変な呪文が聞こえてきた。

足元を見ると魔法陣らしきものが広がっている。

麻菜がパニックになったのは一瞬だけ、すぐに冷静になった。

「もしや、私が転移するのかな!」と思って少しワクワクしたが、3

分以上待ってもなにか来る様子はないため、

麻菜は魔法陣が発動していながらその上でご飯を作り始めた。

しばらくしてご飯が完成し、

麻菜がご飯を食べようとした時、

ふいにまた呪文が流れ込んだ。

しかしさっきとは違い、なにかの話し声も聞こえ、段々とその呪文と話し声も大きくなってきた。麻菜はさっきとは違い冷静にはなれなかった。

「’@;・:,.//./:^¥@: !!!!」

気付くと魔法陣はなく呪文も聞こえなくなっていた。

その代わり目の前には見覚えのある女の子がちょこんと正座をしていた。

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