第1話 

「何故……」

 何故、ここに居るのか

 死ぬ前の夢だとでも言うのか

 試しに頬を思いっきり引っ張って見る

「多少なりとも痛みは感じる…夢では無いと…だが本当に何故?」

「お目覚めですか?軍曹殿」

 意識が消える前にも聞こえた懐かしい声がした。この声は……

「アル?アルか!」

「肯定、そして本機はなんと 

 ARX-7 アーバレストです。」

 はっ?アーバレスト…俺の機体……だが、これはヤツに破壊されたはず………

「アル、今の状況は?」

 取り敢えず今の状況を聞いてみる事にした。そうしなければ話にもならない。

「現在本機は推定5機の敵ASに包囲されつつあります。機体は恐らくRK-92サベージと思われます。」

 この状況…まさか…

「アル、何故サベージだと?」

「80年前の本機受領時の状況に似ているからです。と言うか全く同じで…警報!6時方向敵弾接近!」

 その言葉を聞いて反射的に機体をジャンプさせる。80年のブランクがあるはずなのに、まるで体が新品のように感じる。それに声も掠れていないし足も動く。

 そう言えば、昔かなめに借りた小説に同じような事が書いてあった。たしか老人が死んで学生に逆戻りしたと言う……まさか…今の俺は80年前に逆戻りしたと言うのか?


 頭の中で情報を整理していると、

 爆発音がし、その音で意識が現実へと引き戻された。

 兎に角今はこれを現実だと認識するしかない。でなければ最悪死ぬ。

「チッ、アル!武器は?!」

「こちらをどうぞ」

 画面が切り替わり武装リストが出てくる

 XM18ワイヤーガン×2

 AM11 12.7mチェーンガン×2

 GRWA-2短分子カッター

 ボクサー57m散弾砲

 M1108対戦車ダガー×2

 M1097対AS用手榴弾×1

 この中から一番下の手榴弾を選択すると右脇の部分が開き手榴弾が出てくる。それを掴み一番近いサベージに向かって投げる。

 少しすると派手な爆発音が聞こえると同時に敵の反応が1つ消えた。

「残り4機です。この調子でいきましょう」

 1機撃破したときに何故だか分かった。これは確実に夢では無い、現実だ。


ーーーーーーーーーーーーーーーー

あとがき

どうでしたか?

この調子でチマチマ書いて行くつもりです。

小説を書くのは初めてなので感想、評価を頂けると嬉しいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る